スタディ結果の準備

解析したスタディを開き、結果にプロットの注記を追加します。

レポートの作成を開始する前に、レポート作成に関連するデフォルト設定を確認しておくことが重要です。これらの設定については、チュートリアルの中で説明します。

  1. > [オプション]をクリックし、[レポート]タブを選択します。
  2. [既定のレポート形式][HTML ドキュメント]に設定していることを確認して[OK]をクリックします。
  3. [スタートアップ]タブの[プロジェクトを開く] ([スタートアップ]タブ > [開始]パネル > [プロジェクトを開く])をクリックして、チュートリアル フォルダにナビゲートします(通常、 C:\Users\Public\Public Documents\Autodesk\Simulation Moldflow Adviser xxxx\tutorials で、 xxxx はソフトウェアのバージョン番号です)。
  4. [Reports.mpa]プロジェクトを選択して[OK]をクリックします。
  5. プロジェクト ビュー ペインで、[cellphone_study]を選択します。 携帯電話モデルが表示されます。
  6. スタディ タスク ペインで[充填時間]結果を選択します。 モデル ペインの右上隅の表示から、この成形品の充填時間が約 0.8 秒であることがわかります。

    この結果に関するコメントを[スタディの注記]パネルで入力できます。

  7. [表示]タブの[ユーザー インターフェース] ([表示]タブ > [ウィンドウ]パネル > [ユーザー インターフェース])をクリックし、ドロップダウン メニューから[注記]を選択します。 このパネルには、[スタディの注記][プロットの注記]という 2 つのタブがあります。
    スタディの注記
    [スタディの注記] には、スタディ全体に関するコメントを入力します。最終的なレポートには、これらのコメントは追加できません。スタディをコピーした、または新しい名前で保存した場合、スタディの注記は元のスタディと新しいスタディ両方に保存されます。
    プロットの注記
    [プロットの注記]には、表示されている結果に関するコメントを入力します。このコメントは、作成するレポートに追加することもできます。結果ごとにプロットの注記を添付できます。スタディをコピーした、または新しい名前で保存した場合、プロットの注記は新しいスタディには保存されません。
  8. [プロットの注記]タブを選択し、次のように入力します。 「充填時間の結果から、この成形品は約 0.8 秒で充填が完了することがわかる。」
    ヒント: このチュートリアルからテキストをコピーして [プロットの注記]タブに貼り付けると、時間を節約できます。
  9. 射出圧力結果を選択します。

    [プロットの注記]タブを選択し、次のように入力します。

    「充填完了時点で、圧力分布の不均衡が発生している。これは反りの原因となる可能性がある。

  10. フロー フロント温度結果を選択します。

    [プロットの注記]タブを選択し、次のように入力します。

    「この温度変化は 6℃であり、発生するウェルド ラインは成形品の品質に大きな影響を与えるものではないと考えられる。

  11. [ウェルド ライン] 結果を選択します。

    [プロットの注記]タブを選択し、次のように入力します。

    「成形品には数多くのウェルド ラインが発生しているが、成形品全体で見たフロー フロント温度の変化は 4°Cである。これは、温度変化の最大許容値である 10°Cを下回っているので、どのウェルド ラインも品質低下の原因とはならない。」

  12. ウィンドウの上部にあるクイック アクセス ツールバーの [クイック アクセス ツールバー]の[スタディの保存] [スタディの保存]をクリックし、新しい注記を保存します。

これで、結果と関連するプロットの注記を含むレポートを生成できます。