結果の表示

このタスクでは、いくつかの結果表示方法を確認します。

このタスクの内容

前のタスクのモデルを開いている場合は、次の 3 つの手順は省略してください。

  1. タスク ペインから [プロジェクトを開く]をダブル クリックし、 [Postprocessing] にナビゲートします。または、アプリケーション メニューの左上の緑色の Mをクリックし、最近開いたプロジェクトのリストから選択します。
  2. このチュートリアルの最初のタスクで作成した「 Postprocessing 」プロジェクトを開きます。
  3. プロジェクト ビュー ペインで[cpu_base]をダブルクリックして、モデルを開きます。
  4. [レイヤー]パネルで、[New Triangles]を右クリックし、[他のすべてのレイヤーの非表示]を選択します。
  5. スタディ タスク ペインで、[充填時間]を選択します。
  6. [再生]([結果]タブ > [アニメーション]パネル > [再生])をクリックし、結果のアニメーションを表示します。
  7. ([結果]タブ > [アニメーション]パネル > [進める])を数回クリックします。各フレームは、サイクル内の異なる時間を表します。

    サイクルの中でそのフレームに該当する時間は、[アニメーション]ツールバーのスライダー バーの右側に表示されます。また、モデル ペインの右上隅にある結果タイプの説明の下にも表示されます。スライダー バーを左右にドラッグすると、解析の特定の時点を選択できます。

  8. 経過時間が約 1.5 秒になるまでスライダー バーをドラッグします。
  9. [プロット プロパティ] ([結果]タブ > [プロパティ]パネル > [プロット プロパティ])をクリックします。[プロット プロパティ]ダイアログ ボックスが開きます。このダイアログ ボックスでは、結果の表示方法を編集できます。
    ヒント: または、スタディ タスク ペインで結果名を右クリックし、[プロパティ]を選択して、[プロット プロパティ]ダイアログ ボックスにアクセスすることもできます。
  10. [メッシュ表示]タブを選択します。
  11. [変形前形状にエッジを表示]ボックスから[要素ライン]を選択します。
  12. [サーフェス表示]ボックスから [透明] を選択し、[透明度]の値を既定の「0.1」のままにします。
  13. ダイアログ ボックスの上部にある[オプション設定]タブを選択し、[色]オプションを [帯状] に変更します。
  14. [OK]をクリックして、結果を表示します。
  15. [再生][再生]をクリックします。
  16. 経過時間が約 1.5 秒になるまで、もう一度スライダー バーをドラッグします。
  17. [プロット プロパティ][プロット プロパティ]をクリックし、[方式]タブを選択します。
  18. [選択]ボックスで、 [コンター] をクリックし、[コンター数]を「50」に変更します。
  19. [メッシュ表示]タブで、 [変形前形状にエッジを表示] ボックスから[フィーチャー ライン]を選択し、[サーフェス表示]で透明度の値を「0.5」に引き上げます。
  20. [OK]をクリックします。
  21. [再生][再生]をクリックして、結果を表示します。
  22. 次に、サイクル タイムの経過と共に結果がどのように変化するか、具体的には、サイクル終了時におけるバルク温度の分布を確認します。 スタディ タスク ペイン [結果]セクションで[バルク温度]を選択します。
  23. [プロット プロパティ] [プロット プロパティ]をクリックします。
  24. [メッシュ表示]タブで[フィーチャー ライン]オプションを選択します。
  25. [オプション設定]タブで、[色][帯状]に設定済みであることを確認します。
  26. [OK]をクリックし、[再生][再生]をクリックして、結果を表示します。

    モデル ペインの右側にあるスケール バーから、サイクル終了時における射出位置周辺の温度が約 240°C であることがわかります。特定の位置の温度を確認するには、[確認] [確認] 機能を使用します。

  27. [確認] ([結果]タブ > [プロット]パネル > [確認])を選択し、モデルの対象部分をクリックします。選択した位置の温度が表示されます。
  28. [プロット プロパティ] [プロット プロパティ]をクリックします。
  29. [アニメーション]タブを選択し、[アニメーション結果の選択]ボックスから [単一データセット] を選択します。これにより、サイクル内の特定の時間を選択して、結果を表示できます。[アニメーション結果の設定]ボックスから、利用可能な最後の時間(約 2.8 秒)を選択します。
  30. [OK]をクリックします。

    これにより、モデルの外観が変化します。これは、このフレームに存在する範囲の温度を表示できるように、画面の右側にあるスケールが自動的に変更されたためです。先ほどまでは、サイクル全体の温度を表示できる範囲になっていました。

  31. [結果]タブの[戻す] [戻す]を数回クリックします。

    この場合、アニメーションの各ステップは、表示されている温度の低下を表します。スライダー バーの横には「C」(摂氏)と表示されています。先ほどまでは、「s」(秒)と表示されていました。

    モデル ペインの上部の説明には、次の情報が示されています。

    • 表示されている結果名 (バルク温度)
    • 現在のフレームでグラフィック表示されている最大値 (この値を超えると、グレーで表示されます)
    • サイクル内でこのプロファイルが表す時間(約 2.8 秒)

    特定の値に関心がある場合は、その値を表示の制限値として使用できます。ここでは、モデルで 150°C を超える部分を確認します。

  32. [プロット プロパティ] [プロット プロパティ]をクリックし、[スケール]タブを選択します。
  33. [指定]オプションを選択して、[最大]ボックスに「100」と入力します。
  34. [OK]をクリックし、[再生][再生]をクリックします。

    変更したスケール バーの上限値を反映するように、モデルの色が再び変わりました。グレーの領域は、金型のうち、150°C を超えるセクションを表しています。

  35. ウェルド ラインは、成形品のパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。再合流時におけるフロー フロントの温度が、材料の成形パラメータの範囲にあることが重要です。温度が低すぎると、脆弱な領域が生じます。次に、このプロパティを確認します。 スタディ タスク ペインの[結果]セクションで[ウェルド ライン]を選択します。

    スケール バーは、ウェルド ラインの角度を表しています。確認が必要な値は、その位置のフロー フロント温度です。

  36. [プロット プロパティ] [プロット プロパティ]をクリックします。[強調表示]タブを選択します。
  37. [色]ボックスで [参照]ボタンをクリックして、[結果の選択]ダイアログ ボックスを開き、 [フロー フロント温度] を選択します。
  38. [OK]を 2 回クリックします。

    スケール バーから、ウェルド ラインの形成時のフロー フロント温度が約 225~230℃の範囲内であったことが分かります。この結果を材料特性と比較する必要があります。

  39. スタディ タスク ペインで [材料の選択]を右クリックして、メニューから[詳細]を選択します。

    [推奨条件]タブから、材料の[樹脂温度範囲(設定推奨値)]が 200~260℃ であることがわかります。したがって、この金型では、フロー フロント温度が原因でぜい弱部が成形品に生じることはありません。

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