解析の実行前に、モデルのメッシュを生成しておく必要があります。メッシュは要素で構成され、各要素のすべてのコーナーにノードがあります。メッシュは成形品形状を表現し、解析の基礎となるもので、すべてのノードで成形プロパティが計算されます。
選択した解析テクノロジまたはメッシュ タイプに応じて、利用可能な成形プロセスおよび解析順序は異なります。
サポートされる解析テクノロジ タイプ
Midplane メッシュが解析の基礎となります。このメッシュはノードが 3 つある三角形要素で構成されており、それらの要素の中心または中立面を通じて、成形品の 1 次元表現をします。成形品肉厚は、メッシュ要素に適用される肉厚属性によって表現されます。
Midplane 解析テクノロジは、薄肉部が大部分を占める成形品に適しています。
サーフェス メッシュが解析の基礎となります。このメッシュはノードが 3 つある三角形要素で構成されており、成形品の各サーフェス上で 1 次元表現をします。メッシュ要素は反対面にある要素と一致します。成形品肉厚は、両面の要素間の距離によって決定されます。
このモデルは、サーフェス シェルで覆った空洞体のような外観となります。
Dual Domain 解析テクノロジは、薄肉部が大部分を占める成形品に適しています。厚肉領域が多数ある場合は、3D 解析テクノロジの方が適切です。
ボリューム メッシュが解析の基礎となります。このメッシュはノードが 4 つあるソリッド四面体要素で構成されており、各四面体には 4 つの三角面と 6 つの側面があります。
3D 解析テクノロジは、成形品の完全な 3D 表現ができるため、厚肉領域が多数ある成形品に適しています。