反り形状データのエクスポート

studyrlt ユーティリティを使用して、反り形状をユーザー指定のファイルにエクスポートすることができます。このユーティリティは、ASCII STL (.stl)、Patran (.pat)、およびモデル ファイル(.udm)出力形式をサポートしています。バイナリ STL 形式はサポートされません。

この関数は、ユーザー インターフェース機能の ([結果]タブ > [エクスポートとパブリッシュ]パネル > [反り形状])に似ています。

反り形状をエクスポートするコマンド ライン呼び出し:
studyrlt.exe <study> -exportwarp <result ID>
  -actual|-opposite
  -scale <x>
  -output <filename> [-unit SI|Metric|English
引数は次のように定義されます。
引数 説明
<スタディ> 拡張子付きのスタディ ファイル名です。
-exportwarp 反り形状モデルをエクスポートします。
<結果 ID> 検討する反り結果データ セットです。次の結果 ID がサポートされています。
  • 6250、変位量、全要因
  • 6252、変位量、冷却差
  • 6254、変位量、収縮差
  • 6256、変位量、配向差
  • 6258、変位量、コーナー効果
  • 6260、変位量(大変形、反り)
  • 6520、変位量(微小変形、応力)
  • 6530、変位量(大変形、応力)
  • 6760、変位量(微小変形、ワイヤー スイープ)
  • 6761、変位量(大変形、ワイヤー スイープ)
  • 6770、変位量(微小変形、パドル シフト)
  • 6771、変位量(大変形、パドル シフト)
  • 6777、変位量(パドル シフト)
注: 荷重係数に依存する大変形では、荷重係数の最大パーセンテージの反り形状のみがエクスポートされます。これは通常、全荷重の変位量です。
-actual|-opposite 実際の反り結果または逆の反りをエクスポートします。
-scale <x> 反りモデルに適用される表示倍率です。
-output <ファイル名> 拡張子に従って、反り形状モデルを指定されたファイル名およびファイル形式に書き込みます。<ファイル名>.stl - ASCII STL 形式 <ファイル名>.udm - モデル ファイル形式 <ファイル名>.pat - Patran 形式
注: 出力ファイル名が指定されていないが、フォルダは指定されている場合、出力ファイルは作業フォルダに保存されます。出力ファイル名とフォルダの両方が指定されている場合、出力ファイルは指定された場所に保存されます。
-unit <単位系> 指定された単位系で出力を書き込みます(ASCII STL 形式のみ)
  • SI 単位系(既定)
  • メートル単位系
  • ヤード ポンド単位系
注: .udm および .pat 出力形式では、単位オプションはサポートされていません。これらの形式は、別の単位系が指定されている場合でも、常に SI 単位系を使用してエクスポートされます。
注:
  • ASCII STL 出力形式では、入力スタディに 3D モデルが含まれている場合、反りキャビティのみが.stl ファイルにエクスポートされます。インサート金型ベース、ランナーなどの他のコンポーネントはエクスポートされません。
  • Patran 出力形式では、入力スタディ ファイルに 3D、Dual Domain、Midplane モデルが含まれているかどうかにかかわらず、反りキャビティのみが.pat ファイルにエクスポートされます。インサート金型ベース、ランナーなどの他のコンポーネントはエクスポートされません。

例 1

結果 6250 に関連付けられている反りメッシュを、スタディ ファイル cpu_base.sdy から出力ファイル cpu_6250.udm に、SI 単位系、表示倍率 5.0 で、反対方向にエクスポートします。
studyrlt.exe cpu_base.sdy -exportwarp 6250 -opposite -scale 5.0 -output cpu_6250.udm 

例 2

結果 6260 に関連付けられている反りメッシュを、スタディ ファイル cpu_base.sdy から出力ファイルcpu_6260.stlに、ヤード ポンド単位系、表示倍率 5.0 で、実際の方向にエクスポートします。
studyrlt.exe cpu_base.sdy -exportwarp 6260 -actual -scale 5.0 -output cpu_6260.stl -unit English