単一計算結果の抽出

結果は、すべてのデータ セットに基づいて計算することができます。または、キャビティ領域、ランナー領域などの特定の領域、または単一の要素にさえ、データを制限して計算することができます。結果は、ユーティリティ画面出力を使用して表示され、関連するスタディ フォルダ内の単一値結果ファイル(スタディ_名.val)に書き込まれます。

このタイプの抽出を実行するには、次の 3 つの情報が必要です。
単一の計算結果を抽出するコマンド ライン呼び出し:
studyrlt <study> -result <result ID>  -min|-max|-average|-stddev|-count|
                             -node <node number>|-element <element number>
                             [-layer <layer name>|-cavity|-gate|-runner|-sprue]
                             [-component <number> [-anchor <node1> <node2> <node3>]
                             [-unit SI|Metric|English]
引数は次のように定義されます。
引数 説明
<スタディ> 拡張子付きのスタディ ファイル名です。
-result <結果 ID> 指定した結果セットの数値を抽出します。
-min 結果データ セットの最小値を計算します。
制約事項: 強調表示データ タイプ(HLDT)として分類される、結果 ID 1740(Dual Domain または Midplane モデルのエアー トラップ)では利用できません。
-max 結果データ セットの最大値を計算します。
制約事項: 強調表示データ タイプ(HLDT)として分類される、結果 ID 1740(Dual Domain または Midplane モデルのエアー トラップ)では利用できません。
-average 結果データ セットの平均値を計算します。
制約事項: 強調表示データ タイプ(HLDT)として分類される、結果 ID 1740(Dual Domain または Midplane モデルのエアー トラップ)では利用できません。
-stddev 結果データ セットの標準偏差値を計算します。
制約事項: 強調表示データ タイプ(HLDT)として分類される、結果 ID 1740(Dual Domain または Midplane モデルのエアー トラップ)では利用できません。
-count 結果データ セットのエンティティ数を計算します。
注:
  • 結果 ID 1722(ウエルド ライン)および 1732(ウエルド ラインとメルド ライン)では、ウエルド ラインまたはウエルド ライン/メルド ラインのセグメント数によって計算されます。
  • 結果 ID 1622(エアー トラップ、3D モデル)および 1740(エアー トラップ、Dual Domain または Midplane モデル)は、エアー トラップ位置の数が計算されます。
  • その他のすべての NDDT と ELDT 結果では、-count オプションは、指定した結果 ID のエンティティ数を計算します。
-node <ノード番号> 指定したノード(例: -node 57)における結果値を戻します。
制約事項: 強調表示データ タイプ(HLDT)として分類される、結果 ID 1740(Dual Domain または Midplane モデルのエアー トラップ)では利用できません。
-element <要素番号> 指定した要素(例: -element 23)における結果値を戻します。
制約事項: 強調表示データ タイプ(HLDT)として分類される、結果 ID 1740(Dual Domain または Midplane モデルのエアー トラップ)では利用できません。
-layer <レイヤー名> 選択したレイヤーの結果のみを考慮します。
制約事項: 結果 ID 1722(ウエルド ライン)、1732(ウエルド ラインとメルド ライン)、1622(エアートラップ、3D モデル)、1740(エアー トラップ、Dual Domain または Midplane モデル)では利用できません。
-cavity キャビティ領域の結果のみを考慮します。
制約事項: 結果 ID 1722(ウエルド ライン)、1732(ウエルド ラインとメルド ライン)、1622(エアートラップ、3D モデル)、1740(エアー トラップ、Dual Domain または Midplane モデル)では利用できません。
-gate ゲート領域の結果のみを考慮します。
制約事項: 結果 ID 1722(ウエルド ライン)、1732(ウエルド ラインとメルド ライン)、1622(エアートラップ、3D モデル)、1740(エアー トラップ、Dual Domain または Midplane モデル)では利用できません。
-runner ランナー領域の結果のみを考慮します。
制約事項: 結果 ID 1722(ウエルド ライン)、1732(ウエルド ラインとメルド ライン)、1622(エアートラップ、3D モデル)、1740(エアー トラップ、Dual Domain または Midplane モデル)では利用できません。
-sprue スプルー領域の結果のみを考慮します。
制約事項: 結果 ID 1722(ウエルド ライン)、1732(ウエルド ラインとメルド ライン)、1622(エアートラップ、3D モデル)、1740(エアー トラップ、Dual Domain または Midplane モデル)では利用できません。
-component <番号> 結果データ セットの成分を抽出します。
  • 0 = 大きさ(既定)
  • 1 = X、2 = Y、3 = Z
    注: ベクトル ベースの結果のみに適用できます。
-anchor <ノード1> <ノード2> <ノード3> ノードの 1、2、3 によって定義されるアンカー平面に適用します。
注: 反り結果のみに適用します。
-unit <単位系> 指定した単位系で結果を表示します。
  • SI 単位系(既定)
  • メートル単位系
  • ヤード ポンド単位系