Application 機能を使用すると、ドキュメント、オブジェクト、他のアプリケーション データや設定にアクセスできます。すべての Application と UIApplication 機能は次のセクションで説明、定義しています。
クラスは Autodesk Revit アプリケーションを表し、ドキュメント、オプション、他のアプリケーション全体のデータと設定へのアクセスを提供します。
アプリケーション プロパティには、VersionBuild、VersionNumber、VersionName があります。これらを使用すると、「アドインの正しいバージョンを強制するためのアプリケーション プロパティの使用方法」にあるように、Revit のリリースとビルドに基づいたアドインの動作を提供できます。
SharedParametersFilename プロパティと GetLibraryPaths()メソッド、SetLibraryPaths()メソッドを使用すると、これらのアプリケーション全体の設定にアクセスできます。
アプリケーション クラスには、次のタイプのドキュメントを作成するためのメソッドがあります。
OpenDocumentFile()メソッドを使用すると、これらのドキュメント タイプを開くことができます。
開いているドキュメントはすべてドキュメント プロパティを使用して取得できます。
詳細は、「ドキュメントと管理」を参照してください。
UserName などのプロパティや GetRevitServerNetworkHosts()メソッドなどを使用すると、このセッション固有情報への読み込み専用アクセスが可能になります。
Revit は、一度に 1 つの共有パラメータ ファイルを使用します。Application.OpenSharedParameterFile()メソッドは、パスが SharedParametersFilename プロパティに設定されている共有パラメータ ファイルにアクセスします。詳細は、「共有パラメータ」を参照してください。
アプリケーション クラスは、ドキュメントを開く、保存するなどの、ドキュメントとアプリケーションのイベントを表示します。これらのイベントに登録すると、イベントが有効になった時間がアプリケーションに通知され、それに応じて動作します。詳細は、「アドインの統合」セクションの「Revit イベントへのアクセス」を参照してください。
Create プロパティは、Revit プラットフォーム API でアプリケーション全体のユーティリティとジオメトリック オブジェクトを作成するために使用する Object Factory を返します。アプリケーションのメモリではなく、Revit アプリケーション メモリにオブジェクトを作成する場合に Create を使用します。
登録されているすべての FailureDefinition を含む FailureDefinitionRegistry は、静的 GetFailureDefinitionRegistry()メソッドから使用できます。静的メソッド RegisterFailuresProcessor() を使用すると、カスタムの IFailuresProcessor を登録できます。エラーのポスト、処理の詳細については、「エラーを投稿、処理する」を参照してください。
このクラスは、Autodesk Revit ユーザ インタフェースのアクティブなセッションを表し、UI カスタマイズ メソッド、イベント、アクティブなドキュメントへのアクセスを提供します。
UIApplication は、UIActiveDocument プロパティを使用して、アクティブなドキュメントへのアクセスを提供します。さらに、Revit ドキュメントは、オーバーロードした OpenAndActivateDocument()メソッドを使用して開くことができます。ドキュメントが開き、既定のビューがアクティブとなります。Revit でアクティブなドキュメントが開いておらず、別のイベントにイベントがネストされていない場合、トランザクション内でこのメソッドを呼び出せず、イベント中にのみ呼び出すことができる場合があります。
ActiveAddInId プロパティは現在アクティブな外部アプリケーションや外部コマンド ID を取得し、LoadedApplications プロパティは正常にロードされた外部アプリケーションの配列を返します。
新しいリボン パネルとコントロールを Revit に追加するには、UIApplication オブジェクトを使用します。
詳細は、「アドインの統合」セクションの「リボン パネルとコントロール」を参照してください。
DrawingAreaExtents プロパティは作図領域の画面ピクセル座標を表す四角形を返し、MainWindowExtents プロパティは Revit メイン ウィンドウの画面ピクセル座標を表す四角形を返します。
UIApplication クラスは、ダイアログ ボックスを表示した時間などの、UI 関連のイベントを表示します。これらのイベントに登録すると、イベントが有効になった時間がアプリケーションに通知され、それに応じて動作します。詳細は、「アドインの統合」セクションの「Revit イベントへのアクセス」を参照してください。