解析モデルの設定

[構造設定]ダイアログにある[解析モデルの設定]タブを使用すると、Revit による解析モデルへのタスクの実行方法を調整できます。これらのプロジェクト固有の設定は、プロジェクト内に保存されます。

自動チェック

プロジェクトの解析モデルが正しくない場合に、自動解析モデル チェックにより警告が表示されます。ほとんどの構造がモデル化されており、モデルに変更が加えられると要素が支持されなくなるかどうかをモニタする必要がある場合に、これらの設定を使用します。プロジェクトの初期にこれらの設定を有効にすることは推奨できません。モデル作成中、支持されない要素が多数あるためです。

  • [部材の桁]。 モデルの作成中または変更中に部材が支持されない場合、警告を表示します。[循環参照]は、このダイアログの[部材の支持をチェック]セクションで指定されます。
  • [解析モデル/構造モデルの整合性]。次の項目に対して、要素の作成中または変更中に警告が表示されます。
    • 支持されていないすべての構造要素
    • 解析モデル内で見つかったすべての矛盾
    • 解析モデルおよび構造モデル間のすべての矛盾
    • [物理マテリアル アセット]が割り当てられていないすべての解析要素

    このチェックのオプションは、このダイアログの[許容差]セクションおよび[解析モデル/構造モデルの整合性チェック]セクションで指定されます。

[許容差]

[許容差]オプションは、解析モデル/構造モデルの整合性チェックおよび解析モデルの自動検出の両方の許容差を設定します。

  • [支点間距離]。要素の構造モデルと支持される要素の構造モデル間の最大許容距離を指定します。この許容差を超過すると、整合性チェック中に警告が発行されます。
  • [解析モデルと構造モデルの距離]。解析モデルと構造モデル間の最大許容距離を指定します。この許容差を超過すると、整合性チェック中に警告が発行されます。
  • 解析自動検出 - 水平。解析モデルと構造モデル間の最大水平距離を指定します。
  • 解析自動検出 - 垂直。解析モデルと構造モデル間の最大垂直距離を指定します。
  • 解析用リンク自動検出。自動解析用リンクが作成される 3D 空間内の最小距離(水平または垂直)を指定します。解析用リンクでは、物理的ジオメトリを追加することなく、解析モデルに剛性を与えることができます。この許容値では、リンクを計算する際に、物理モデルを考慮しません。

[部材の支持をチェック]

[部材の支持をチェック]オプションは、自動またはユーザが開始する部材支持チェック中に使用されます。

  • [循環参照]。 循環の依存関係のチェックを有効にします。

[解析モデル/構造モデルの整合性チェック]

これらのオプションは、自動で実行されるまたはユーザが開始した解析モデル/構造モデルの整合性チェック中に使用されます。