Revit では、空気密度、空気の絶対粘度、および風量を使用してダクトのサイズが計算されます。
空気の密度と絶対粘度の値は、[機械設定]ダイアログの[ダクト設定]で指定します。
各ダクト システム コンポーネントの風量を指定するには、コンポーネント ファミリを編集し、HVAC コネクタの流量環境設定パラメータに[システム]、[プリセット]、[計算]のいずれかを指定します。吹き出し口の既定の流量環境設定は[プリセット]に設定されており、空調機器の既定の流量環境設定は[計算]に設定されています。
その結果、空調機器の風量は、システムに接続されているダウンストリーム コンポーネント(吹き出し口)の流量を総計した風量として計算されます。流量環境設定が[プリセット]に設定されている場合、ユーザが定義した値が風量に指定されます。流量環境設定が[システム]に指定されている場合は、[流量係数]パラメータに従って、システムの風量のパーセンテージが各ダウンストリーム コンポーネントに割り当てられます。流量係数パラメータの値は、ダウンストリーム コンポーネントの合計が 1 になるように、0 から 1 の間で指定されます。
ダクトのサイズを変更する際、枝管ダクトに拘束を適用して、サイズ変更する断面の最大高さと最大幅を制限することができます。高さと幅の両方を円形のダクトの直径に適用します。サイズの拘束と流量の拘束のどちらも適合できない場合は、サイズの拘束が優先され、一部のサイズ変更パラメータを満たせなかったことを示す警告が表示されます。