浸食

Autodesk Simulation CFD では、移動する流体内の固体粒子による材料の浸食の計算に Edwards/Tulsa モデルを使用します。例としては流れるオイルの中の砂粒子などです。浸食の実験式は以下のようになります:

ここで、

ER = Normalized Erosion Rate = 浸食により失われた材料の質量 / 衝突する粒子の質量

(B = Brinell 硬さ= 炭素鋼で120)

Fs = 1.0

尖った砂粒子の場合

Fs = 0.53

ほぼ丸い砂粒子の場合

Fs = 0.2

完全に丸い砂粒子の場合

= 粒子の当たる角度

V = 粒子速度

炭素鋼の浸食モデル定数

一定

a

-33.4

b

17.9

w

1.0

x

1.239

y

-0.1192

z

2.167

n

1.73

浸食速度がソリッドなサーフェスに衝突する粒子のグループに対して計算されます。この速度は累積されサーフェス全体に平均化されます。そしてスカラー結果量として表示されます。

参考文献

Edwards, Jermy K., McLaury Brenton S., Shirazi Siamack A. 2000. Evaluation of Alternative Pipe Bend Fittings in Erosive Service.Proceedings of FEDSM 2000. ASME Fluid Engineering Division Summer Meeting: 959-966

浸食についての詳細