計算ダイアログ上では、いくつかの選択肢が用意されています。これらは、Scenarioクラスプロパティおよびメソッドを使って定義されます。以下の例では、シナリオが定常解析として、ローカルコンピュータ上で100回反復計算されます。最後のコマンドrun(), は計算ダイアログ上で"計算"ボタンをクリックするのと同じ処理となります:
a.analysisMode = “Steady State”;
a.remoteHost = "My Computer";
a.iterations = 100;
a.run();
run()コマンドを使用すると、解析が実行され、スクリプトはシナリオの終了を待って次のコマンドに移ります。これにより、単一のスクリプトから複数のシナリオを連続して実行できます。これはユーザ インタフェースから使用できるキューとは異なり、次の解析をいつ開始するかは、Autodesk Simulation CFD の Server Manager ではなくスクリプトが管理します。
別のコマンド、start() は一連の解析の管理に Autodesk Simulation CFD の Server Manager を使用します。このコマンドを使って解析を開始すると、次の解析も開始するが、前の解析が終了するまでキューに置かれます。このオプションは、スクリプトを起動した後、解析の終了を待たずにコンソールを閉じたいときに有効です。
これらのオプションは、柔軟性を提供するために用意されたものです。