Autodesk Nastran エディタにモデルをエクスポートする

アプリケーション メニューの新しいコマンド([エクスポート] [Autodesk Nastran エディタ])を使用して、Simulation Mechanical 2015 R1 から Nastran エディタにサポート対象のモデルを直接を転送できます。次の条件を満たしている場合、このエクスポート機能を使用できます。

重要: 非線形構造解析モデルを Nastran エディタにエクスポートする場合、キャプチャ レートが異なる複数のイベント間隔はサポートされていません。また、カスタム荷重曲線もサポートされていません。指定された[時間ステップ数]のみが、[解析パラメータ]ダイアログ ボックスの[イベント]タブから使用されます。そのため、要求されたステップ数を変更することができます。既定の荷重曲線が、常に転送されたモデルに対して使用されます。荷重乗数は、1 時間単位で 0 から 1 まで増加します。

注:

手順

  1. 上記の要件を満たした後、 アプリケーション メニュー [エクスポート] [Autodesk Nastran エディタ]をクリックします。
  2. Nastran ファイルの名前を指定します。拡張子を含めない場合は、.nas ファイル名拡張子が既定で適用されます。ファイルの場所は、Simulation Mechanical モデルと同じフォルダですが、必要に応じて別のフォルダに移動することもできます。
  3. [保存]をクリックすると、モデルにはソリッド メッシュが作成され(必要な場合)、チェックされた後、Autodesk Nastran エディタ内に表示されます。
  4. モデル設定を調整したり、高度な Nastran 固有のオプションを調整できます。
    注意: Nastran エディタで解析を実行した後に、元の Simulation Mechanical モデルにモデル結果をマージする場合は、モデルのジオメトリを変更しないでください。要素数、節点番号、または節点座標に影響する変更はしないでください。(詳細については、「Simulation Mechanical で Nastran エディタ結果を表示する」ページを参照してください)
  5. Nastran エディタ内でシミュレーション結果を確認するには、次の変更を実行します。
    • ブラウザで[出力コントロール ディレクティブ]グループを展開します。
    • [RSLTFILETYPE]ドロップダウン ボックスを使用して、[FEMAPBINARY]オプションを選択します。

    あるいは、Nastran エディタの結果を元の Simulation Mechanical モデルにマージして、そこで後処理を実行する場合は、既定の[NASTRANBINARY]オプションをそのまま使用します。

    注: エクスポートされたすべての DDAM 解析に[FEMAPBINARY]設定を使用します。Nastran の DDAM 結果は元の Simulation Mechanical モデルにマージできないため、Nastran エディタ内で結果を評価する必要があります。
  6. [解析] [実行]、または[F5]キーを押して解析を実行します。

詳細については、Autodesk Nastran エディタのヘルプを参照してください。