追加の Autodesk Nastran ソルバー

前回の製品の機能強化リリース(2014 年 6 月)では、4 つの解析タイプに Nastran ソルバー オプションが追加されました。ここをクリックすると、その時点で導入された機能強化を確認できます。今回のリリース、Simulation Mechanical 2015 R1 (2014 年 8 月)では、さらに 3 つの解析タイプに Nastran ソルバー オプションが追加されました。Autodesk Nastran プロセッサを使用して実行できる解析の修正された一覧は、次のとおりです。

注:

  1. これら 4 つの解析タイプの Nastran ソルバーは、前回の製品の機能強化リリース(2014 年 6 月)で導入されました。
  2. これら 3 つの解析タイプの Nastran ソルバーは、今回のリリース、Simulation Mechanical 2015 R1 (2014 年 8 月)で追加されました。
  3. 非線形材料による静解析で Nastran プロセッサの実行中には、増分結果の表示は使用できません。結果を確認するには、シミュレーション イベントが完成するのを待つ必要があります。解析過程で増分結果をモニタする場合は、Simulation Mechanical ソルバーを使用する必要があります。
  4. : 次の情報は、Nastran プロセッサ使用して実行したモデル、または Nastran エディタにエクスポートしたモデルに適用されます。非線形材料による静解析でサーフェス接触を指定するときには、次に示すガイドラインに従ってください。
    • [接触法][摩擦のないすべり/はね上がりのない接触]または[摩擦のあるすべり/はね上がりのない接触]に設定しないでください。Nastran プロセッサでは、一般的な[摩擦のない接触]または[摩擦のある接触]方法のみがサポートされてます。詳細については、「[サーフェス間接触] [オプション] 」ヘルプ ページの「接触法」トピックを参照してください。
    • 摩擦がある場合はクーロン摩擦を平滑化則を使用して、接触を設定することをお勧めします。この摩擦則では、単一の動的摩擦係数のみ(静的および動的係数ではなく)が考慮されます。Nastran プロセッサは、単一の動的(すべり)摩擦係数をサポートするため、Simulation Mechanical のクーロン摩擦則との互換性があります。詳細については、「[サーフェス間接触] [オプション] 」ヘルプ ページの「摩擦断面のモデリング」トピックを参照してください。
  5. DDAM 解析は Autodesk Nastran エディタ内で解析するか、またはネイティブ SimMech プロセッサを使用して Simulation Mechanical 内でモデルを解析する必要があります。現時点では Simulation Mechanical には DDAM 解析解析用の Nastran プロセッサ オプションはありません。また、Nastran エディタからの DDAM 結果を、その他のサポートされる解析タイプと同様に、関連付けられている Simulation Mechanical モデルにマージすることはできません。

既定のプロセッサ

Nastran プロセッサを使用して Simulation Mechanical で解析可能な 2 つの追加の解析タイプに対して、希望する既定のプロセッサを指定できます。これは、2014 年 6 月の付録の説明と同じ方法で行います。サポートされる 6 つの解析タイプはすべて、[オプション]ダイアログ ボックスの[プロセッサ]タブ内に一覧表示されます([ツール] [オプション] [アプリケーション オプション] [プロセッサ])。詳細については、2014 年 6 月リリースの「Autodesk Nastran ソルバーと関連オプション」ページの「使用するソルバーを選択する方法」セクションを参照してください。