コマンド ラインから Vault をバックアップする

バックアップ スイッチを使用するには、Vault 管理者のアカウントが必要になります。

  1. Vault にユーザが 1 人も接続していないことを確認します。
  2. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから起動します。このとき、次のスイッチが使用できます。
注: Autodesk Vault Professional では、ホット バックアップ機能を使用することにより、ユーザが Vault に接続している間でもバックアップを実行することができます。

コマンド

詳細

-Obackup

実行する操作を指定します(必須)。

-Bfolder

バックアップ フォルダを指定します(必須)。

-VUusername

Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

-VPpassword

Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(パスワードが設定されている場合は必須)。

-VAL

バックアップを検証します。指定したログ ファイルにエラーが記録されます。ログ ファイルの指定については、「オプション スイッチ」を参照してください。

-INCR

差分バックアップを実行します。

-DBSC

標準コンテンツ ライブラリをバックアップ プロセスから除外します。標準コンテンツ ライブラリが Vault のバックアップ前にアタッチ解除され、Vault がバックアップされて、標準コンテンツ ライブラリが再アタッチされます。

-DBUsaUser

SQL の sa アカウント ユーザ名(既定の設定を変更している場合は必須)。

-DBPsapassword

SQL の sa アカウント パスワード(既定の設定を変更している場合は必須)。

-INRF

複製されていないファイルを無視します。このスイッチをコマンド ラインで指定しないと、バックアップが開始される前に、ファイルが複製されます。

Connectivity.ADMSConsole.exe -Obackup -BC:¥Backup -VUadministrator -VPadmin -VAL -LC:¥Backup¥BackupLog.txt

注: パスにスペースが含まれる場合は、そのパスを二重引用符で囲んでください(例: "C:¥Vault Backup")。

テープ バックアップ ソフトウェアと SQL Server プラグインを使用する

Veritas Backup Exec などの Microsoft SQL Server をサポートするテープ バックアップ ソフトウェアを使用する場合は、標準バックアップの途中で Vault サーバを選択できます。

注: 提供されるユーティリティの使用をお勧めします。 このユーティリティを使用すると、SQL データおよびファイル保管場所のバックアップで、より確実な結果を得ることができます。