コマンド ラインから Vault を復元する

復元スイッチを使用するには、Vault 管理者のアカウントとデータベース管理者のアカウント(既定のデータベース アカウントを変更した場合)が必要になります。復元コマンドでは自動的にデータがマイグレーションされることはありません。アップグレードした Vault サーバに Vault のデータを復元する場合は、復元した直後にデータのマイグレーションを行ってください。

  1. Vault にユーザが 1 人も接続していないことを確認します。
  2. Connectivity.ADMSConsole.exe をコマンド ラインから起動します。このとき、次のスイッチが使用できます。

コマンド

詳細

-Orestore

実行する操作を指定します(必須)。

-Bfolder

バックアップ フォルダを指定します(必須)。

-VUusername

Vault 管理者のアカウント ユーザ名を指定します(必須)。

-VPpassword

Vault 管理者のアカウント パスワードを指定します(パスワードが設定されている場合は必須)。

-DBUusername

データベース アカウントのユーザ名を指定します(既定の設定を変更している場合は必須)。

-DBPpassword

データベース アカウントのパスワードを指定します(既定の設定を変更している場合は必須)。

-Tfolder

ターゲット データベースの場所を指定します(オプション)。

-TL スイッチとともに使用されると、これは MDF データベース ファイルのターゲットの場所になります。

-TLfolder

ターゲット データベースのログ ファイル(LDF)の場所です(オプション)。

-Ufolder

ターゲット ファイルの保存場所を指定します(オプション)。

-INCR

差分復元を実行します。

注: 既定では、復元コマンドは両コンポーネントを元の場所に復元します。 -T を使用しない場合は、データベースは MSDE SQL インストレーションで定義された既定の場所に復元されます。-U を使用しない場合は、ファイル保管場所は元の場所に復元されます。

Connectivity.ADMSConsole.exe -Orestore -BC:¥Backup -VUadministrator -VPadmin -DBUdbadmin -DBPdbpword -LC:¥Vault.txt

注: 復元するバックアップ ファイルの名前と場所を指定します。 パスにスペースが含まれる場合は、そのパスを二重引用符で囲んでください(例: "C:¥Vault Backup")。