アイテムをインポートする(Vault 2015 のみ)

注: この機能は、Vault 2015 R2 では使用できません。

アイテムは、以下の形式からインポートできます。

.csv または .tdl 形式をインポートする場合、インポートする Vault Professional のプロパティを指定し、この指定内容をマッピング スキーマとして保存することができます。それ以降は、データをインポートするたびに、このマッピング スキーマを適用できます。インポートされるアイテムは、既に存在するアイテムと重複するかどうかが確認されます。重複する場合は、インポート前に解決する必要があります。ファイルをインポートすると、概要が表示されます。この概要は印刷したり電子メール送信できます。

外部アプリケーションからエクスポートされた .csv ファイルをインポートする場合に最適な結果を得るには、Unicode(UTF-8)を使用して他のアプリケーションからエクスポートすることによって、すべての文字が Vault Professional に正確にインポートされるようにします。

次のプロパティをマッピングしていない場合は、Vault Professional の既定値が使用されます。

プロパティ

既定値

アイテム カテゴリ

一般

単位

-

ステータス

作業中

リビジョン

 

アイテムを ERP からインポートしたときに、そのリビジョン スキーマのカテゴリ指定が既定のスキーマと一致しない場合、Vault Professional は、その他すべての定義済みスキーマと一致させようとします。既存のスキーマと一致させることができない場合、アイテムはインポートされません。

MSMQ または .dwf ファイルからアイテムをインポートする場合は、関連するファイルがアイテムに添付されます。ファイルは手動で添付されたファイルと同様に処理されます。インポート プロセスの間に添付された新しいファイルは、「Imported Item Documents」とラベル表示された Vault フォルダに格納されます。ファイルは Imported Item Documents フォルダ内で日付と時間順に並べ替えられます。Vault 内に格納されると、添付ファイルを任意の場所に移動できます。ファイルがアイテム マスタのアイテムに既に添付されている場合、新しいバージョンのファイルが Vault 内の既存の場所に追加されます。

アイテムをインポートするには

ERP 関連の作業を実行できるのは、ERP マネージャと管理者のみです。

  1. ナビゲーション ペインで、[アイテム マスタ]を選択します。
  2. [ファイル]メニューから[アイテムをインポート]を選択します。

Microsoft Message Queuing または別の設定済みシステムからインポートする

  1. [インポート]ウィザードで、ソースとして[MSMQ]を選択し、[次へ]をクリックします。
  2. [ジョブの指定]画面に、Vault Professional にインポート可能なすべてのジョブが一覧表示されます。一覧からジョブを選択します。ジョブ タイトル、アイテム数、作成日といったジョブの詳細が、[詳細]ボックスに表示されます。
  3. 使用する Vault Professional のカテゴリをドロップダウン リストから選択します。カテゴリが選択されていない場合、既定のカテゴリが使用されます。インポート ファイルで定義されたカテゴリが Vault Professional の定義済みカテゴリと一致しない場合は、Vault Professional で対応するカテゴリを作成する必要があります。
  4. [インポート]をクリックします。
  5. インポート中に発生した重複問題を解決するには、[結果をプレビュー]画面でを使用します。重複を解決してから[次へ]をクリックします。[次へ]ボタンは、すべての重複を解決した後にのみアクティブになります。
  6. 正常にインポートされたアイテム、正常にインポートされなかったアイテムを含めて、[結果を表示]にインポート結果が表示されます。
    • 結果を印刷するには、[印刷]をクリックします。
    • 電子メールで概要情報を送信するには、[送信]をクリックします。
  7. [終了]をクリックします。

.csv ファイルまたは .tdl ファイルをインポートするには

注: 外部アプリケーションからエクスポートされた .csv ファイルをインポートする場合に最適な結果を得るには、Unicode(UTF-8)を使用して他のアプリケーションからエクスポートすることによって、すべての文字が Vault Professional に正確にインポートされるようにします。
  1. インポート ウィザードで、ソースとして[その他]を選択し、[次へ]をクリックします。
  2. [ファイルを指定]画面で、CSV または TDL のいずれかを選択します。
  3. インポートするファイルで BOM レベルをどのように示すかを指定します。
    • 主な特色を示す採番を使ってファイル内のアイテムを編成する場合は、[レベル番号]を選択します。

      レベル

      アイテム番号

      タイトル

      1

      000011

      メイン アセンブリ

      1.1

      000012

      パーツ

      1.2

      000013

      サブアセンブリ1

      1.2.1

      000014

      サブアセンブリ2

      1.2.1.1

      000015

      パーツ1

    • 親によってファイル内のアイテムを編成する場合は、[親アイテム]を選択します。

      アイテム番号

      タイトル

      <top>

      000011

      メイン アセンブリ

      000011

      000012

      パーツ

      000011

      000013

      サブアセンブリ1

      000013

      000014

      サブアセンブリ2

      000014

      000015

      パーツ1

  4. 使用する Vault Professional のカテゴリをドロップダウン リストから選択します。カテゴリが選択されていない場合、既定の Vault Professional カテゴリが使用されます。インポート ファイルで定義されたカテゴリが Vault Professional の定義済みカテゴリと一致しない場合は、Vault Professional で対応するカテゴリを作成する必要があります。
  5. インポートするファイルのパスとファイル名を入力するか、[参照]をクリックしてファイルの場所を見つけます。
  6. [次へ]をクリックします。
  7. [マッピングの指定]画面で、左側にあるインポート ファイル一覧のフィールド名を、右側にある Vault Professional の対応するプロパティにドラッグ アンド ドロップします。[前へ]および[次へ]をクリックして、インポート ファイルの値をスクロールします。Vault Professional の一覧からプロパティを削除するには、そのプロパティをインポート ファイル一覧にドラッグして戻します。インポート ファイルのフィールドが既に Vault Professional のプロパティにマッピングされている場合は、先に Vault Professional の一覧からそのフィールドを削除した後で、再マッピングする必要があります。
    注: アイテム番号のプロパティをマッピングする必要があります。
    • マッピングを指定し、保存すると、ファイルをインポートするたびにそのマッピング内容を使用できます。[マッピングを保存]をクリックします。[マッピング プロパティを保存]ダイアログ ボックスで、Vault Professional の一覧に表示されているマッピングの保存場所を指定して、ファイル名を入力します。マッピングは .xml ファイルとして保存されます。[保存]をクリックます。
    • マッピング ファイルをロードするには、[マッピングをロード]をクリックします。[マッピング プロパティをロード]ダイアログ ボックスで、マッピング ファイル(.xml)の保存場所を参照し、[開く]をクリックします。Vault Professional のプロパティ一覧は、このファイルに指定されているマッピングと一致するように変更されます。
    • マッピングされたフィールドをリセットするには、[マッピングをクリア]をクリックします。
  8. [次へ]をクリックします。
  9. [結果をプレビュー]ダイアログ ボックスに、インポートするアイテムが一覧表示されます。重複がある場合は、以下のいずれかの操作を行います。
    • 重複を解決するために、重複しているアイテムをダブルクリックします。

      または

      [重複するすべてのアイテムを無視する]チェック ボックスをオンにします。

  10. [次へ]をクリックします。
  11. 正常にインポートされたアイテム、正常にインポートされなかったアイテムを含めて、[結果を表示]にインポート結果が表示されます。
    • 結果を印刷するには、[印刷]をクリックします。
    • 電子メールで概要情報を送信するには、[送信]をクリックします。
  12. [終了]をクリックします。

.dwf ファイルまたは .xml ファイルをインポートするには

  1. インポート ウィザードで、ソースとして[その他]を選択し、[次へ]をクリックします。
  2. [ファイルを指定]画面で、Design Web Format(DWF)または XML のいずれかを選択します。
  3. 使用する Vault Professional のカテゴリをドロップダウン リストから選択します。カテゴリが選択されていない場合、既定の Vault Professional カテゴリが使用されます。インポート ファイルで定義されたカテゴリが Vault Professional の定義済みカテゴリと一致しない場合は、Vault Professional で対応するカテゴリを作成する必要があります。
  4. インポートするファイルのパスとファイル名を入力するか、[参照]をクリックしてファイルの場所を見つけます。
  5. ユーザ定義のプロパティが存在する場合、そのプロパティを Vault Professional 内のアイテムのプロパティにマッピングできます。[マッピングの指定]画面で、左側にあるインポート ファイル一覧のフィールド名を、右側にある Vault Professional の対応するプロパティにドラッグ アンド ドロップします。[前へ]および[次へ]をクリックして、インポート ファイルの値をスクロールします。Vault Professional の一覧からプロパティを削除するには、そのプロパティをインポート ファイル一覧にドラッグして戻します。インポート ファイルのフィールドが既に Vault Professional のプロパティにマッピングされている場合は、先に Vault Professional の一覧からそのフィールドを削除した後で、再マッピングする必要があります。
    注: アイテム番号のプロパティをマッピングする必要があります。
    • マッピングを指定し、保存すると、ファイルをインポートするたびにそのマッピング内容を使用できます。[マッピングを保存]をクリックします。[マッピング プロパティを保存]ダイアログ ボックスで、Vault Professional の一覧に表示されているマッピングの保存場所を指定して、ファイル名を入力します。マッピングは .xml ファイルとして保存されます。[保存]をクリックます。
    • マッピング ファイルをロードするには、[マッピングをロード]をクリックします。[マッピング プロパティをロード]ダイアログ ボックスで、マッピング ファイル(.xml)の保存場所を参照し、[開く]をクリックします。Vault Professional のプロパティ一覧は、このファイルに指定されているマッピングと一致するように変更されます。
    • マッピングされたフィールドをリセットするには、[マッピングをクリア]をクリックします。
  6. [次へ]をクリックします。
  7. [次へ]をクリックします。
  8. [結果をプレビュー]ダイアログ ボックスに、インポートするアイテムが一覧表示されます。[次へ]ボタンは、すべての重複を解決した後にのみアクティブになります。重複がある場合は、以下のいずれかの操作を行います。
    • 重複を解決するために、重複しているアイテムをダブルクリックします。

      または

      [重複するすべてのアイテムを無視する]チェック ボックスをオンにします。

  9. [次へ]をクリックします。
  10. 正常にインポートされたアイテム、正常にインポートされなかったアイテムを含めて、[結果を表示]にインポート結果が表示されます。
    • 結果を印刷するには、[印刷]をクリックします。
    • 電子メールで概要情報を送信するには、[送信]をクリックします。
  11. [終了]をクリックします。