注: Autodesk Vault Thick Client は、Autodesk Vault 2015 R2 Subscription Release で使用できます。
Vault Office Thick Client は、Vault Thick Client と似ていますが、CAD 以外のファイルおよびフォルダのデータ管理オプションのみを備えています。
Vault Office Thick Client は、完全版の Vault Workgroup Thick Client または Vault Professional Thick Client と同じコンピュータにはインストールできません。
Vault Office Thick Client の対象ユーザ
Vault Office Thick Client は、完全版 Vault Client のすべての CAD 機能は必要でないが、Vault でドキュメントを管理する必要があるユーザに最適です。たとえば、設計以外のエンジニア、プロジェクト マネージャ、現場で作業している従業員、営業担当者などは、次に示す任務を果たすために Vault Office Thick Client を使用することができます。
- 設計データを確認および検証する
- 変更プロセスに参加する
- プロジェクト データを管理する
- 外部のチーム メンバーと通信する
- レポートを作成する
- リリース済みの設計データを使用する
- その他の CAD 以外のデータおよびカスタム オブジェクトを管理する
ユーザが Vault Office Thick Client を使用して実行できるタスク
ファイルとフォルダに関するタスク
カスタム オブジェクトに関するタスク
- カスタム オブジェクトインスタンスを作成する
- カスタム オブジェクトについて、ライフサイクル定義を分類、カテゴリ化、変更したり、ステータスを変更したり、リビジョンを変更する
- カスタム オブジェクトのプロパティを編集する
Job Processor に関するタスク
- [キュー更新]を使用してビューを更新する
- ジョブを Job Processor に送信する
ショートカットおよびリンクに関するタスク
- フォルダおよび CAD 以外のファイルへのリンクを作成、編集、削除する
- CAD 以外のファイルおよびフォルダとカスタム オブジェクトとのリンクを作成、修正、削除する
アイテムに関するタスク
- アイテムの詳細(部品表など)を読み込む
- アイテムのステータスを変更する
レポートに関するタスク
- ファイル、フォルダ、アイテム、および変更管理に関するレポートを実行する
- 部品表(BOM)に関するレポートを再実行する
- カスタム オブジェクトに関するレポートを実行する
変更管理に関するタスク
- 変更管理を作成および編集したり、変更管理に参加する
一般的なタスク
- 作業フォルダに移動する
- 保存されている検索条件にアクセスしたり、保存されている検索条件を作成する
- CAD 以外のファイル、フォルダ、およびカスタム オブジェクト用のカスタム ユーティリティを有効にする
Data Standard に関するタスク
- CAD 以外のファイルおよびフォルダ用の Data Standard フォームを使用する