注: Vault Office Client は、Vault 2015 R2 でのみ使用できます。
Vault Office Client 用の Data Standard ダイアログをカスタマイズするには、FileOffice.XAML という個別の XAML ファイルを修正します。このファイルは、C:¥ProgramData¥Autodesk¥Vault 2015 R2¥Extensions¥DataStandard¥Vault¥Configuration にあります。
Vault Office Client は、Vault Client と同じ機能を多数備えながらも、CAD 以外の設計データ管理プロセスに重点を置いて軽量化されています。Vault Client と Vault Office Client には、それぞれ独自の XAML が用意されているため、クライアントごとに独自の Data Standard ダイアログを作成することができます。
注: Vault Office Client のユーザの場合、CAD ファイルの Data Standard シートを編集することはできません。
Vault Office Data Standard テンプレート
Vault Office Client には 3 つのテンプレートが事前定義されています。
- Word ドキュメント
- Excel シート
- PowerPoint プレゼンテーション
PowerShell のスクリプトおよびプロパティ
XAML ファイルは、次に示すように、$IsOfficeClient 変数が設定されている場合に、PowerShell スクリプト CreateFile.ps1 内および EditFile.ps1 内で呼び出されます。
Vault Office Client のプロパティ
-
IsOfficeClient
Vault Office Client で実行されている場合、"True" を返します。
-
IsNotOfficeClient
Vault Professional Client など、Vault Office Client 以外のクライアント実行されている場合、"True" を返します。
-
IsCADFile
コンテキスト ファイルが CAD ドキュメントの場合、"True" を返します。次の拡張子が付いているファイルは CAD ファイルとみなされます。
- Revit: rvt、rfa、rte、rft
- Inventor: iam、ipt、ipn、idw
- NavisWorks: nwf、nwd、nwc
- AutoCAD: dwg、dws
- AutoCAD Electrical: wdt、wdl、wdd、wdw、loc、mst、inst、wdr、wdx、wdi、wdf、wdn、wda、wdp、dgn
- *Civil 3D: stm、spf, sol、rof、rff、ppo、duh、dpo、bck
- *AutoCAD Architecture: ppl、cbl、apj
- *Map 3D: sdf、idm
- *AutoCAD MEP: epd、apc
- *Simulation CFD: cfd、cfz、tpl、vtfx、cfdpkg
- *Simulation Mechanical: fem、esx、esd、asd、ach
- *Microstation: dgn、cel、dgnlib、s、h
- *SolidWorks: sldprt、.sldasm、.slddrw、.lfp、.prtdot、.asmdot、.drwdot
- *Pro/E :.prt、.xpr、.asm、.xas、.drw、.dft、.dgm、.fmd、.frm、.gph、.int、.ipf、.lay、.mac、.mfg、.mrk、.pro、.rep、.sec、.snp、.sup、.tbl、.tph、.xpr
-
IsNonCADFile
コンテキスト ファイルが CAD 以外のドキュメントの場合、"True" を返します。
Vault Office Client にデータ シートの特別な動作を実装するために、次のプロパティを XAML ファイルで使用することができます。