このレッスンでは、[送信](Send To)機能の使用方法について簡単なデモを行います。[送信](Send To)機能を使用すると、3ds Max と他のオートデスク製品(Autodesk Mudbox、Autodesk SoftImage、Autodesk MotionBuilder など)との間で、ジオメトリを共有できます。3ds Max とその他の製品のバージョンが同じである必要があります。
Autodesk Mudbox 2015 がインストールされていない場合は、このレッスンを省略してもかまいません。
スキル レベル: 初級から中級
両方のアプリケーションで同じシステム単位が使用されていることを確認します。
3ds Max で、[カスタマイズ](Customize)メニューを開き、[単位設定](Units Setup)を選択します。 [OK]を 2 回クリックして、ダイアログ ボックスを終了します。
Autodesk Mudbox 2015 を起動します。 Mudbox モデルで開始する:
[新規シーン](New Scene)を選択します。
[メッシュ](Mesh)
[は虫類](Reptile)を選択します。 
Mudbox で Reptile モデルが開きます。
は虫類を少しスカルプトする:

Mudbox ホットキーがアクティブであるとき、Alt+左ボタンでビューが軌道回転し、Alt+マウスの中ボタンでパンし、Alt+マウスの右ボタンでズームします。
[ホットキー](Hotkeys)を選択し、[ホットキー](Hotkeys)ダイアログ ボックスで 3ds Max を選択します。 








モデルを 3ds Max に送信する:
[3ds Max に送信](Send To 3ds Max)
[選択を新規シーンとして送信](Send Selected As New Scene)を選択します。 
シーン全体が送信されることを警告するメッセージが表示されます。[OK]をクリックします。

基本レベルではないメッシュが送信されることを通知するメッセージが表示されます。[現在のレベルのメッシュを送信](Send Meshes At Current Level)をクリックします。

Mudbox から 3ds Max が起動されます。しばらくすると、トカゲのモデルがビューポートに表示されます。既に選択されています。
3ds Max によって[ようこそ](Welcome)ダイアログ ボックスが表示された場合は、
をクリックして閉じます。

3ds Max でモデルを修正する:
[修正](Modify)パネルに移動し、[モディファイヤ リスト](Modifier List)を開いて、[ベンド](Bend)モディファイヤをモデルに適用します。 
トカゲにベンドが設定されます。
モデルを Mudbox に返送する:
([MudBox で現在のシーンを更新](Update Current Scene to Mudbox))をクリックします。 
しばらくすると Mudbox ウィンドウが開き、変更されたジオメトリが表示されます。

Mudbox ウィンドウで最初にトカゲが表示されない場合は、表示されるまでナビゲートします。
Mudbox でさらにスカルプトを行う:

モデルを 3ds Max に返送する:

しばらくすると、Mudbox で行った変更を含むモデルが 3ds Max のビューポートに表示されます。

モデリング作業が終了したものとします。
接続を閉じる:
を選択して送信の接続を閉じます。 
どちらかのアプリケーションでシーンを閉じることで、またはどちらかのアプリケーションを終了することで、接続を閉じることもできます。
3ds Max で、面の数を減らし、モデルを仕上げる:
Reptile モデルを選択してモディファイヤ スタックを見ると、Mudbox からの読み込みによって、[法線を編集モディファイヤ](Edit Normals modifier)と[ポリゴンを編集モディファイヤ](Edit Poly modifier)という 2 つのモディファイヤがスタックに追加されていることがわかります。 
このモデルは面の数が非常に多く、扱うのが困難です。面の数が多いのは Mudbox のモデルでは普通ですが、以降は 3ds Max だけでモデルを編集します。この手順では、ポリゴンの数を減らす方法を説明します。
3ds Max によってスタックを集約することを警告するメッセージが表示されます。[はい](Yes)をクリックします。


[プロ オプティマイザー](ProOptimizer)モディファイヤでモデルが分析されます。計算が終了すると、[計算](Calculate)の下のテキスト ボックスに、モデルの統計情報が表示されます。


統計情報ではモデルがかなり単純化されていることが示されますが、外観は以前とほとんど変わりません。
作業を保存する:
[送信](Send To)機能をサポートするオートデスク アプリケーションの間では、ジオメトリを受け渡すことができます。両方のアプリケーションが開いている間は、ユーザーが閉じない限り、リンクはアクティブ状態を維持します。