MCG ツールの UI をカスタマイズする

グラフのカスタム UI プロパティに標準の MAXScript を入力してそのロールアウトを再定義することにより、MCG ツールのユーザ インタフェースを修正することができます。

既定のロールアウトにはグラフのパラメータが単に縦型探索順でリストされており、それらのデータ タイプに対して既定の UI コントロールが割り当てられています。カスタム UI プロパティを編集することにより、ラベルの変更、パラメータの並べ替え、既定の値と範囲の修正、グループの定義、UI コントロールの変更などを行えます。変更可能なすべてのオプションに関する説明は、MAXScript ヘルプの「スクリプト ユーティリティとロールアウト」のセクションを参照してください。

グラフ内のすべてのパラメータが同じロールアウトに含まれる必要があります。ただし、どのパラメータ ブロックにも関連付けられていない追加のロールアウトを定義することができます(たとえば、情報に対するラベルとハイパーリンク)。

visible:false と設定することにより、パラメータを非表示にすることができます。 UI コントロールを非表示にしてもロールアウトのスペースを占有してしまいますが、最も端のほうに配置し、レイアウト パラメータを使用してできるだけ小さく表示することで、スペースを最小限に抑えることができます。また、すべてのグラフ パラメータは、[トラック ビュー](Track View)および[モーション](Motion)パネルで常に表示されていることに注意してください。

カスタム UI プロパティを編集するには

  1. [Max クリエーション グラフ](Max Creation Graph)エディタでツールを開きます。
  2. 必要な場合は、既定のロールアウトを修正のべースとして(または単に参考用として)使用できます。この操作を行うには:
    1. グラフ内に未保存の変更がある場合はそれを保存し、グラフを再評価します。
    2. [ビルド](Build) > [MAXScript を表示](View MAXScript)を選択します。
    3. ロールアウトの定義を見つけます(通常、rollout params "Parameters" またはこれに類似する行で開始されます)。
    4. コードが関連付けられているブロックを選択してコピーします。
  3. [Max クリエーション グラフ](Max Creation Graph)エディタに戻り、[編集](Edit) > [グラフのプロパティを編集](Edit Graph Properties)を選択します。
  4. [カスタム UI](Custom UI) タブをクリックします。
  5. 既定のロールアウトのコードをコピーした場合は、ここに貼り付けます。
  6. 必要に応じてロールアウト定義を編集します。
  7. 保存してグラフを再評価し、ツールのインタフェースに行った変更の効果を確認します。