Max クリエーション グラフ
Max クリエーション グラフ(MCG)機能は、
3ds Max
のコマンドとその他の機能を生成するグラフを構築するために、ノードベースのエディタを使用します。ほとんどのノードに入力と出力があり、それらをドラッグして接続します。
このセクションの内容
Max クリエーション グラフの基本操作
このセクションには、Max クリエーション グラフの基本を知るために役立ついくつかの簡単なチュートリアルが用意されています。
データ フローとデータ タイプ
Max クリエーション グラフは計算をエンコードします。これは、データ フローを定義することで実現します。この「データ」は、グラフへの入力で、処理を行うノード間でやり取りされ、出力ノードから出力されます。
Max Creation Graph Editor
[Max Creation Graph Editor](Max Creation グラフ エディタ) (MCG エディタ)ダイアログは、
3ds Max
でノードベースのプログラミングを扱うためのメイン インタフェースです。グラフで使用できるモジュール、モジュールをグラフにワイヤリングするためのツール、およびグラフのテストおよびパッケージ化に使用するための機能が各種用意されています。
グラフの出力タイプを選択する
MCG でグラフを作成するときに、まず最初に行う必要があることの 1 つは、出力ノードを追加することです。出力ノードのタイプにより、グラフで何を行うか、生成されたツールが
3ds Max
のどこに表示されるかが決まります。
グラフにデータを渡す
グラフにデータを渡すには、その出力タイプに応じてさまざまな方法があります。
シミュレーション グラフを作成する
シミュレーションは、前のフレームの値に基づいて反復的に更新されます。MCG を使うと、モディファイヤ、コントローラ、ジオメトリ用のシミュレーションを作成できます。
スプラインを使用する
MCG には、スプラインを作成し、操作するための方法がいくつかあります。
[スプライン](Splines)
カテゴリには、グラフで使用できる多くのノードおよびコンパウンドが含まれています。
MCG で外部ファイルを使用する
Max クリエーション グラフには、外部ファイルからデータを読み込み、外部ファイルにデータを保存するためのノードがいくつかあります。最適な結果とパフォーマンスのために、これらのガイドラインに従う必要があります。
グラフの検証
グラフの検証は、グラフの保存([ファイル](File)
[保存](Save)を選択するか、
[Ctrl]+[S]
を押す)、検証の要求([ビルド](Build)
[Validate](検証))、またはグラフの評価(評価を行うには最初に保存する必要がある)を行うと必ず実施されます。
グラフの評価
グラフを評価すると([ビルド](Build)
[評価](Evaluate)または
[Ctrl]+[E]
)、コード化された計算(新しいジオメトリ、モディファイヤ、ユーティリティ プラグインまたは MAXScript 関数)が 3ds Max のインターフェースで使用できるようになります。
MCG ツールの UI をカスタマイズする
グラフの
カスタム UI
プロパティに標準の MAXScript を入力してそのロールアウトを再定義することにより、MCG ツールのユーザ インタフェースを修正することができます。
MAXScript を使用して、MCG ツールをカスタマイズする
MCG で開発されたツールは、その他のツールと同様にスクリプト プラグインです。その
[カスタム UI](Custom UI)
プロパティに MAXScript を追加することで、ツールをカスタマイズして拡張することができます。これにより、MCG ツールでスクリプト プラグインで実行可能なことをすべて実行できるようになります。
MCG ツールのパッケージングと配布
MCG を用いて作成したツールは、単独のファイルとして他のユーザと共有することが可能です。
パッケージ化された MCG ツールをインストールする
他のユーザによってパッケージ化された MCG ツールを簡単にインストールすることができます。