3ds Max を使用して印象的なビジュアライゼーションを作成するユーザがますます増えているため、オートデスクでは、3ds Max ユーザにより効率的なワークフローを提供する新しいデザイン ワークスペースを導入しています。デザイン ワークスペースでは、3ds Max のオブジェクトの配置、ライティング、レンダリング、モデリング、およびテクスチャリング ツールに簡単にアクセスしながら、タスクベースの論理システムに従って作業することができます。デザイン データを読み込んで高品質の静止画やアニメーションをすばやく簡単に作成できるようになりました。
新しいオンデマンドのテンプレートにより、シーン作成プロセスの迅速化に役立つ標準化されたスタートアップ設定がユーザに提供されます。簡単な読み込み/書き出しオプションにより、ユーザはテンプレートをチーム間ですばやく共有できます。ユーザは、新しいテンプレートを作成するか、既存のテンプレートを修正し、個々のワークフローに合わせてそれらのテンプレートをカスタマイズすることもできます。レンダリング、環境、ライティング、および単位の組み込みの設定により、より迅速かつ正確に 3ds Max プロジェクトを完成させることができます。
3ds Max 2016 でマルチタッチ 3D ナビゲーションを行えるようになりました。3D コンテンツで操作する際に、より一層の自由をアーティストに提供します。サポート対象のデバイスは Wacom® Intuos 5 タッチ タブレット、Cintiq 24HD、Cintiq Companion および Windows 8 タッチ操作対応デバイスです。これらのデバイスでは、片方の手でペンを使用した自然な操作を行うことができ、同時にもう一方の手では複数の指を使ったジェスチャーでシーンのオービット、パン、ズーム、ロールを行うことが可能になりました。
ズームおよびパンのジェスチャ
3ds Max 2016 では、ワークフローのさまざまな面で改善が行われています。ShaderFX リアルタイム ビジュアル シェーダ エディタの拡張により、シェーディング オプションが拡張され、3ds Max、Maya、Maya LT 間でシェーダを相互に運用できるようになりました。アーティストやプログラマーは高度なシェーダをより簡単に作成し、交換することができます。シーン エクスプローラのパフォーマンスの向上と安定性の改善、および[レイヤ マネージャ](Layer Manager)の改善により、複雑なシーンの作業がより簡単になりました。Nitrous ビューポートの機能強化により、パフォーマンスとビジュアル品質が向上しました。
小さなことが大きな違いにつながることを考慮し、3ds Max 2016 ではお客様によって優先度が高いと判断された最大 10 個のワークフロー障害に対処しています。これらの中には、ビューポートで選択項目をプレビューする機能の導入、[カット](Cut)ツールの改善、およびハード エッジとスムーズ エッジを視覚化する機能があります。User Voice forum を使用して、お客様が機能を提案したり、現在の提案に対して投票をしたりすることができます。