Populate

Populate ツールセットでは、アニメートされたキャラクタをシーンにすばやく簡単に追加できます。キャラクタは、パス、またはフローに沿って歩くことができます。その他のキャラクタは、停滞領域で待機させるか、シートに座らせることができます。フローは必要に応じて単純にすることも複雑にすることもできます。また、フローには緩い上り勾配と下り勾配を含めることができます。

  • リボン > [Populate]タブ
  • [標準](Standard)メニュー: [アニメーション](Animation)メニュー > [Populate] > [Populate ツール](Populate Tools)
  • [拡張](Enhanced)メニュー: [シミュレート](Simulate)メニュー > [Populate] > [Populate ツール](Populate Tools)
[Populate]ツールセットは、次の基本的なコンポーネントで構成されます。
  • [フロー](Flow): 歩道または廊下に似た歩行者のための通路です。フローは、ビューポート内でマウスをクリックしながら動かして作成する 1 つまたは複数の接続された直線のフロー セグメントで構成されます。 フローが正しく作成され、セグメント間の角度、および傾斜が許容範囲内であれば、その長さに沿って歩行者の経路を示す平行線が現われます。 各ラインの終端の矢印はフローの方向を示します。 また、フローの赤と青のマークは女性および男性の始点と歩行方向をそれぞれ示します。

    セグメントと、フロー ポイントと呼ばれるその端点を移動させることにより既存のフローを編集することができます。 また、フローをサブディバイドすることで、パスに複雑さを加えることができます。 また、独自の標示を持つ傾斜と下傾(ランプとも呼ばれる)を作成することもできます。

    2 つのフローが交差する場所には、緑色の十字型の矢印が表示されます。 これは、1 つのフローを歩く歩行者が、方向を変えて交差する別のフローに自由に移動できることを意味します。

    各フローには、2 つのポータル(ポータル 1 とポータル 2)があります。ポータルは、歩行者がフローに表示される元の方向です。

  • [停滞領域](Idle Area): 公園または交通島など、フローから離れた、人々が集まる領域です。設定には、密度と、人々が対話するキャラクタのグループを形成する方法が含まれます。停滞領域は常にフローからは離れています。Populate は、2 つの領域の間の人物の通過をサポートしません。
  • [シート](Seat): 1 人の人が座るボックス型のオブジェクトです。シートは、停滞領域や、シーン内の他の場所に配置できます。シートに座っている人は、近くのシートに座っている人と対話したり、一人でいるかのように行動することができます。
  • [人](People): Populate シミュレーションの仮想の人物です。棒線画からテクスチャ スキンへのスキン タイプの設定、外観の再生成、外観のスワップ、解像度の切り替えによって、人の外観を調整することができます。あるいは、これらのトピックで説明している設定を調整して、Populate の人を間接的にコントロールします。
注: フロー、停滞領域およびシートのオブジェクトはレンダリングしません。それらの目的は、シーンをセットアップするときにシミュレーションを視覚化して調整することです。

異なる人を生成する

フローでは人を再利用するため、Populate では、フローを退場するキャラクタが短時間後に別のフローに表示される可能性があります。これは、[再生成](Regenerate)または[選択を削除](Delete Selected)を使用して修正することができます。フロー上のキャラクタの外観またはスポーンの 1 つのみが再生成または削除されます。「[選択を編集](Edit Selected)パネル(Populate)」を参照してください。

特定のフローまたは停滞領域でキャラクタの多様性を向上または調整するには、[外観](Appearance)機能を使用することもできます。「[選択を編集](Edit Selected)パネル(Populate)」および「[群集スタイルのカスタマイズ](Crowd Styles Customization)ダイアログ ボックス(Populate)」を参照してください。

インタフェース

メインの Populate コントロールは、リボンのタブに表示されます。

その他のコントロール、特に Populate シミュレーションのサブオブジェクト用のコントロールは、[修正](Modify)パネルに表示されます。