ジオメトリ

[ジオメトリ](Geometry)ロールアウトを展開すると、シーンへのジオメトリの読み込みに関連したオプションが開きます。

スムージング グループ

読み込まれたFBX ファイルで[スムージング グループ](Smoothing Groups)の情報を保持する場合は、このオプションをオンにします。FBX ファイルにスムージング グループのデータが含まれていないときにこのオプションをオンにした場合、プラグインがジオメトリを再評価して、読み込まれたすべてのジオメトリに対して、明示的な法線データに基づいて[スムージング グループ](Smoothing Group)を作成します。

このオプションを有効にすると、パフォーマンスに直接影響します。プラグインがすべてのジオメトリを再評価しなくてはならないため、パフォーマンスは低下します。

注: Revit から書き出された FBX シーンや MotionBuilder で保存された FBX シーンにはスムージング グループの情報が含まれていないため、こうしたシーンを読み込むときはこのオプションを使用できます。ただし、スムージング グループが正しく生成されない場合や、シェーディングの不一致を引き起こす可能性があります。

このオプションは、Autodesk Media & Entertainment プリセットでは既定で無効になっています。Autodesk Architectural (Revit)プリセットでも無効になっています。

FBX シーンにスムージング グループ データが既に含まれていて、このオプションを無効にした場合は、3ds Max FBX プラグインは明示的な法線データだけを読み込みます(すべてのスムージング グループ情報を無視します)。

注: 明示的な法線およびスムージング グループについては制限があります。詳細については、「明示的な法線とスムージング グループを読み込む」を参照してください。
このオプションを使うべき場面

シーンを読み込みして、スムージング グループの情報を使用したり修正する予定がある場合は、このオプションをオンにするのが理想的です。

注:

シーンに膨大な数のオブジェクトが含まれていて、スムージング グループを使用する予定がない場合は、このオプションは使用しないでください。そうしないと、3ds Max FBX プラグインは読み込みの間にすべてのオブジェクトを再評価する必要があり、時間がかかります。

Maya ユーザの場合、スムージングの情報(ハード エッジまたはソフト エッジ)は既に書き出されています。このオプションをオンにしても、通常はオプションをオフにした場合と同じ外観になります。異なるのは、スムージング グループの情報や ID (たとえば、スムージング グループ 1、2 に属していると認識されている面の情報など)が追加される点です。

[スムージング グループ](Smoothing Groups)と[Collada]

FBX Collada インポータの[スムージング グループ](Smoothing Groups)オプションは、FBX ファイルからスムージング グループを読み込むものではありません。代わりに、このオプションをオンにすると、読み込み処理の過程でスムージング グループを作成します。FBX Collada エクスポータは 3ds Max のスムージング グループのデータを書き出しないので、Collada インポータは読み込み時にスムージング グループを作成しなければなりません。[スムージング グループ](Smoothing Groups)オプションをオフにすると、インポータはスムージング グループを生成しません。

レイヤ表示

3ds Max FBX プラグインでは表示レイヤが自動的に読み込まれますが、3ds Max FBX プラグインのユーザ インタフェースには表示されません。このオプションは、[オブジェクト プロパティ](Object Properties)を[オブジェクト別](By Object)に設定して 3ds Max オブジェクトを読み込みます。

注: レイヤのプロパティは、レイヤ 0 以外のレイヤのみにサポートされています。FBX はレイヤ 0 を認識しません。たとえば、レイヤ 0 とレイヤ 1 にオブジェクトが存在する場合、FBX はレイヤ 0 のプロパティを無視しますが、レイヤ 1 のレイヤのプロパティ情報は保持します。

以下のレイヤ表示のプロパティが読み込まれます。