このトピックでは、エディタのメニューバーに加えて、Max クリエーション グラフ エディタ ウィンドウの右クリック メニューについて説明します。
インタフェース
[ファイル](File)メニュー
Max クリエーション グラフ(MCG)でファイルを保存およびロードするためのコマンドを提供します。互換性のあるファイル タイプには次のものがあります。
- 新規
- 空のグラフを使用して、新しい無題のタブを開きます。タブに名前を付けるには、グラフをファイルに保存します。
- 開く
- 開く Max クリエーション グラフ ファイルを選択するためのファイル ダイアログボックスを開きます。
既定では、ダイアログにすべての MCG ツール(.maxtool)および MCG 合成(.maxcompound)ファイルが一覧表示されます。ファイルのリストをいずれかのタイプに制限するには、ダイアログ ボックスの[ファイル名](File Name)フィールドの右側にある[ファイルの種類](file type)ドロップダウン リストからタイプを選択します。
- 合成
- MCG ツールまたは合成ファイルを選択して開き、現在のグラフに結合するためのファイル ダイアログ ボックスを表示します。
- 保存
- 現在のグラフを MCG ツールまたは合成ファイルとして保存します。ファイルが保存されていない場合は、最初にファイル名を指定するプロンプトが表示されます。
- すべて保存
- 開いているグラフ ウィンドウすべての内容を、現在の名前でそれぞれのファイルに保存します。グラフがまだ保存されていない場合は、それぞれのファイル名を指定するように求めるメッセージが表示されます。
- 名前を付けて保存
- 現在のグラフを別の名前で MCG ツールまたは合成として保存するダイアログ ボックスを開きます。
- Max クリエーション グラフをパッケージ化
- Autodesk 3ds Max 2016 以降のユーザがインストールおよび使用できるパッケージ化されたソフトウェア コンポーネント(.mcg ファイル)として、現在のグラフを保存するためのファイル ダイアログボックスを開きます。 ツールの検証を試みて[メッセージ ログ](Message Log)ウィンドウに結果を表示します。
- Max クリエーション グラフをインストール
- ロードするためのファイル ダイアログボックスを開き、.mcg ファイルから MCG パッケージをインストールします。ファイルを開くと、適切なカテゴリのプログラム インタフェースに表示されます。たとえば、グラフの出力ノードがジオメトリ タイプの場合には、ツールが使用できるように[作成](Create)パネルに表示されます。
- 最近使用したファイル
- 最近開いたファイルを一覧表示するサブメニューを開きます。ファイルをもう一度開くには、リストから項目を選択します。
[編集](Edit)メニュー
- 切り取り
- 選択したノードを削除し、貼り付け用のバッファ内に格納します。グループノードを切り取っても、そのメンバーノードのいずれにも影響しません。
- コピー
- 選択したノードを貼り付け用のバッファにコピーします。
- 貼り付け
- カットまたはコピーしたノードをグラフに追加します。
- 削除
- 選択したノードを削除します。グループノードを削除しても、メンバーノードには影響しません。
- クリア
- 現在のグラフからすべてのノードを削除します。
- すべてを選択
- 現在のグラフのすべてのノードを選択します。
- 選択を解除
- 現在のグラフのすべてのノードを選択解除します。
- 選択を反転
- 現在のグラフで選択されていないノードをすべて選択し、選択されているノードをすべて選択解除します。
- 検索メニューを表示
- マウスカーソルの位置で名前によってノードを見つけるためのダイアログ ボックスを開きます。キーボードから検索対象の名前の一部を入力し、次にリスト内でその名前をクリックしてグラフに追加します。キーボード ショートカット: X
- グラフのプロパティを表示
- グラフのプロパティと潜在的なユーザの情報を入力するための[グラフのプロパティ](Graph Properties)ダイアログ ボックスを開きます。この情報は、他のユーザが使用するためにパッケージ化する場合にグラフに残ります。
- リストの従属関係
- グラフの適切な動作に必要な任意の外部グラフ コンポーネントを[メッセージ ログ](Message Log)ウィンドウに表示します。これらは通常、ネストできる合成です。
これはチームメンバーにグラフを転送するときに含める必要がある合成を決定するために使用します。
[表示](View)メニュー
- 選択図形ズーム
- グラフ ウィンドウの拡大レベルを調整して、すべてのコンポーネントを表示します。
[ビルド](Build)メニュー
- 評価
- 現在のグラフが有効な作図かチェックし、チェックに成功した場合は出力を 3ds Max インタフェースに追加し、結果をグラフ エディタの[メッセージ ログ](Message Log)ウィンドウに表示します。
- 検証
- 現在のグラフが有効な作図かチェックし、結果をグラフ エディタの[メッセージ ログ](Message Log)ウィンドウに表示します。
- MAXScript を表示
- 現在のグラフの MAXScript 出力を[MAXScript エディタ](MAXScript Editor)ウィンドウで表示します。
- すべてのツールを評価
- 開いているすべてのグラフが有効な作図かチェックし、チェックに成功した場合は出力を手続き型コンテンツに追加し、結果をグラフ エディタの[メッセージ ログ](Message Log)ウィンドウに表示します。
オペレータ メニュー
- オペレータを再ロード
- すべてのオペレータの最新の定義をそれぞれのファイルからロードします。この操作は、すべてのオペレータが最新であることを確認するために行います。
ヒント: また、[オペレータ ノード](Operator Nodes)のすべてのオペレータ カテゴリを集約するためのショートカットとして、[オペレータを再ロード](Reload Operators)を使用することもできます。
[ウィンドウ](Windows)メニュー
これらのコマンドは、次の 3 つのウィンドウのいずれかのウィンドウ ラベルを右クリックしても使用できます。
- 使用可能なノード/演算子
- [使用可能なノード/演算子](使用可能なノード/演算子)ウィンドウを切り替えます。
- オペレータの説明
- [オペレータの説明](Operator Description)ウィンドウを切り替えます。
- メッセージ ログ
- [メッセージ ログ](Message Log)ウィンドウを切り替えます。
右クリック メニュー - メインのグラフ ウィンドウの上
これらのコマンドは、メインのグラフ ウィンドウ上のウィンドウ タブを右クリックすると表示されます。また、ウィンドウ タブの横にある空の領域を右クリックして表示されるコマンドは、グラフ ウィンドウの任意の側面にタブをドッキングするために使用できるコマンドです。
- 新規ビューを作成
- 新しいグラフ ウィンドウを独自のタブ付きで追加します。
- 保存
- 右クリックしたタブに属しているグラフが既存のファイルに保存されます。ファイルがまだ保存されていない場合は、ファイル名の入力を求めるメッセージが表示されます。
- 名前をつけて保存
- 右クリックしたタブに属しているグラフの名前を指定して保存するためのファイル ダイアログ ボックスが表示されます。
- 含むフォルダを開く
- Windows エクスプローラのファイル ダイアログ ボックスが開き、右クリックしたタブに表示されているグラフの .maxtool ファイルが格納されるフォルダが表示されます。ファイル名がハイライト表示されます。
右クリック メニュー - メイン グラフ ウィンドウ
ヒント: グループノードにコメントを追加するには、背景をダブル クリックし、キーボードからテキストを入力します。
- エッジを切断
- 右クリックしたワイヤ接続を削除します。ワイヤ コネクタを右クリックした場合にのみ使用できます。
ヒント: また、ワイヤ接続を選択して[Delete]キーを押しても、接続を削除できます。
- 新しいタブで合成を開く
- 右クリックした合成ノードのグラフを新しいウィンドウで開きます。合成ノードを右クリックした場合にのみ使用できます。
ヒント: このメニューは、合成ノードの内部動作を調べて修正するために使用します。
- バックグラウンド カラーを変更
- グループ ノードの新しいバックグラウンド カラーを選択するためのダイアログ ボックスを開きます。グループノードに対してのみ使用できます。
- コンテンツにフィット
- グループ ノードを、その構成ノードにぴったりと合うようにサイズ変更します。グループノードに対してのみ使用できます。
- コンテンツに自動フィット
- このオプションをオンにして、グループ内のノードを再配置、またはノードを追加もしくは削除すると、グループ ノードがそのメンバーに合わせて自動的にサイズ変更されます。このオプションをオンにしても、全体メンバ ノードの領域を拡大した場合は自動フィットされますが、縮小した場合は自動フィットされません。
この切り替えはグループ ノードにのみ使用でき、グループ ノードごとにローカルです。
- 新しいタブで合成を開く
- グラフ エディタにコピーの新しいタブを作成し、その中に合成のグラフをコピーます。グラフまたは[使用可能なノード/演算子](Available Nodes/Operators)リスト内の合成ノードを右クリックした場合にのみ使用できます。
合成ノードを確認または修正するにはこれを使用します。ノードを修正する場合は、別の名前で保存する必要があります。
- すべてを選択
- 現在のグラフのすべてのノードを選択します。
- 選択を解除
- 現在のグラフのすべてのノードを選択解除します。
- 選択を反転
- 現在のグラフで選択されていないノードをすべて選択し、選択されているノードをすべて選択解除します。
- 子を選択
- 選択したノードの入力に直接または間接的に(他のノードを経由して)接続したすべてのノードを選択します。
- 子を選択解除
- 選択したノードの入力に直接または間接的に(他のノードを経由して)接続したすべてのノードを選択解除します。
- ツリーを選択
- 選択したノードのコネクタに直接または間接的に(他のノードを経由して)接続したすべてのノードを選択します。
- 選択を削除
- 選択したすべてのノードを選択解除します。
- 切り取り
- 選択したノードを削除し、貼り付け用のバッファ内に格納します。グループノードを切り取っても、そのメンバーノードのいずれにも影響しません。
- コピー
- 選択したノードを貼り付け用のバッファにコピーします。
- 貼り付け
- カットまたはコピーしたノードをグラフに追加します。
- すべてをレイアウト
- グラフのすべてのノードを整理して配置します。
- 子をレイアウト
- 選択したノードの入力に直接または間接的に(他のノードを経由して)接続したすべてのノードを整理して配置します。
- グループ ノードを作成
- 選択したすべてのノードの「コンテナ」としてバウンディング ボックスを作成します。ノードが選択されていない場合は、独立したグループ ノードが作成されます。
グループ ノードを移動すると、そこに含まれるすべてのノードを移動することができます。これらのグループ ノードをグループのエッジに向かって移動すると、自動的にフィットするように境界が拡張されます。[コンテンツに自動フィット](Auto Fit To Content)をオンにした場合、グループ ノードに含まれるノードを任意の方向にドラッグすると、グループ ノードのサイズも必要に応じて変更されます。[コンテンツに自動フィット](Auto Fit To Content)をオフにした場合は、グループ ノードのコーナーまたはエッジをドラッグしてグループ ノードのサイズを直接変更するか、含まれるノードをグループ ノードのエッジに向かって移動することによって間接的にサイズを変更できます。
オペレータとグループ ノードを 1 つのグループ ノード上にドラッグすると、「ターゲット」ノードは、ドロップされるノードを受け取ることを示すためにハイライト表示されます。
グループの説明を追加または編集するには、グループ ノードの背景をダブルクリックします。説明がないノードをダブルクリックすると、ノード最上部の点線内に 1 行のテキスト エディタが表示されます。このエディタ内に、キーボードからテキストを入力するか、別の場所から切り取ったりコピーしたテキストを貼り付ける([Ctrl]+[V]を使用)ことができます。説明が既に存在する場合は、グループ ノードの背景をダブルクリックすると編集用に開きます。
- グループから選択項目を削除
- 選択したノードを「独立した」状態に変換します。その後、それらのノードを他のグループ ノードに移動することができます。
- 入力を生成
- 選択したノードの関数以外のすべての入力コネクタ用に、新しい入力ノードを作成してワイヤリングします。新しいノードは、それぞれがコネクタの種類に応じたタイプになります(任意、ブール演算など)。
- パラメータを生成
- 互換性のあるパラメータ ノード(Int32、ブール演算など)を持つノードを選択し、そのノードの関数以外の入力コネクタ用に新しいパラメータ ノードを作成してワイヤリングします。