足跡をアクティブにすると、Biped のボディ パーツに対してキーが生成されます。足跡の配置やタイミングを操作する前に、生成される既定のキーと、これらのキーが足跡の編集にどのように適用されるのかを理解しておく必要があります。
脚の状態
足跡に従って移動する脚のモーションには、足が地面にある状態から始まる 4 つの状態があります。足が地面にある状態の他には、足のリフト状態、空中を移動する状態、再び地面に戻る状態があります。これらの脚の状態には、character studio によりラベルが付けられています。これは、足跡の編集時に、足跡と脚または足のキーを簡単に操作できるようにするためです。
これらの状態に関する知識があれば、より高度な足跡のコンセプトも理解しやすくなります。
- タッチは、足が最初に足跡に触れた脚キーフレームで発生します。トラック ビュー内では、この状態は常に足跡の開始フレームに対応します。この状態の長さは常に 1 フレームです。
- 接地は、タッチの後、リフトの前に発生します。トラック ビュー内では、接地の状態は常に足跡の開始フレームと終了フレームの間にあります。この状態の長さは、通常 1 フレーム以上です。
- リフトは、足が地面から離れるキーフレームで発生します。トラック ビュー内では、この状態は常に足跡の終了フレームに対応します。この状態の長さは常に 1 フレームです。
- 移動は、足が空中にある間に発生します。トラック ビュー内では、この状態は常に足跡と足跡の間にあります。歩行時には、一方の足が動いている間に、ボディはもう一方の脚でサポートされます。走行時やジャンプ時には、ボディがサポートされず、空中を移動している時間があります。
これらのキーの詳細は、「足跡のタイミングの編集」を参照してください。
現在の脚の状態を表示するには、[Biped]ロールアウト 
[表示](Display)領域を選択し、[脚 ステータス](Leg States)をオンにします。足の近くのビューポートに、現在のフレームの状態に対応する状態名が表示されます。
足跡パターンに関係なく、足跡をアクティブ化すると、リフト フレームとタッチ フレームごとに脚のキーが生成されます。これらのキーは、タッチ キーフレームまたはリフト キーフレームに移動し、[オート キー](Auto Key)をオンにして脚の位置または回転を変更することにより、ある程度まで変更することはできますが、これらのキーを削除することはできません。
足跡をアクティブ化した後で脚または足のアニメーションを変更する方法については、「脚と足のアニメート」および「トラック ビュー内でのボディ キーの調整」を参照してください。
ボディのキー
足跡をアクティブにすると、重心(COM)オブジェクトのキーが生成され、Biped の脊椎の中心に青色の四面体が表示されます。COM の位置と回転によって、Biped のボディの回転と、水平方向、垂直方向の位置が決定します。
Biped のその他のパーツや 3ds Max オブジェクトとは異なり、COM には 3 つのアニメーション トラックがあります。そのうち 2 つはモーションを表すアニメーション トラック、残りの 1 つは回転を表すアニメーション トラックです。[トラックの選択](Track Selection)ロールアウトの適切なボタンをクリックすることにより、これらのトラックを選択します。
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ボディ水平方向 -
ボディ垂直方向 -
ボディ回転([ボディの回転](Body Turning)トラックのキーを表示)
これらのトラックのキーは、足跡をアクティブ化すると自動的に生成されます。足跡モードをオフにし、上記のいずれかのボタンをクリックすると、トラック バーに各トラックのキーが表示されます。これらのトラックは、トラック ビューのドープ シート モードでも確認できます。
足跡をアクティブにした後、重心をアニメートしたり、既存のキーを変更したりできます。足跡をアクティブ化した後で COM キーを変更する方法については、「上半身のアニメート」と「トラック ビュー内でのボディ キーの調整」を参照してください。