バッチ実行と[送信](Send To)機能

「ラッパー」として機能するバッチ ファイル ( 3dsmax.exe 本体ではなく BAT ファイルまたは EXE ファイル) から 3ds Max を起動するようにローカル マシンを設定している場合、送信先を指定する機能が正しく動作するように、追加の設定を行っておく必要があります。

[送信](Send To)を使用して他のオートデスク アプリケーションから 3ds Max へファイルを返還する前に、次に示す手順を実行してください。

  1. 3ds Max に関連付けられている *.syncfg ファイルを探します。

    このファイルのファイル名の部分(*)は、実行中の 3ds Max のバージョンによって異なります。 /synergy というサブフォルダの中に、他のアプリケーションに関する *.syncfg ファイルが含まれている場合があります。

    *.syncfg の場所は、 C:/programdata/autodesk/synergy/ です。

    *.syncfg ファイルは、XMLファイルですので、テキスト エディタで編集することができます。

  2. *.syncfg ファイルの中の <Application> という要素を編集し、StartWrapperPath というアトリビュートを追加します。このアトリビュートによって 3ds Max を起動するために使用しているラッパーファイル(BAT または EXE) が指定されます。

SYNCFG ファイルの編集例

SYNCFG ファイル内の記述はリリースのバージョンによって特定の文字列の値が異なる場合がありますが、たとえば 3ds Max の場合、最新の SYNCFG ファイルは次のように表示されます。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<SynHubConfig SchemaVersion="1.0">
  <Application
     Name="3ds Max"
     StringVersion="3ds Max 2016"
     NumericVersion="2016"
     ExecutablePath="__EXECUTABLE_PATH__"
     Architecture="x86_64"
  />
</SynHubConfig>

これに <Application> 要素を追加すると、次のようになります。強調表示された部分が変更箇所です。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<SynHubConfig SchemaVersion="1.0">
  <Application
     Name="3ds Max"
     StringVersion="3ds Max 2016"
     NumericVersion="2016"
     ExecutablePath="__EXECUTABLE_PATH__"
     Architecture="x86_64"
     StartWrapperPath=”C:\My_Company_s_Utilities\StartMaxInSomeCustomWay.exe”
  />
</SynHubConfig>