[スピン](Spin)オペレータ

[スピン](Spin)オペレータは、イベント内のパーティクルに角速度を与え、オプションでランダムに変動させることができます。[スピン](Spin)オペレータは、[速度スペース フォロー](Speed Space Follow)を使用している場合を除き、各パーティクルのイベント毎に 1 度だけ適用されます。ただし、設定はアニメートできます。

パーティクルの方向を単純に指定するには、[回転](Rotation)オペレータを使用します。

インタフェース

ユーザ インタフェースは、[パーティクル ビュー](Particle View)ダイアログ ボックスの右側のパラメータ パネルに表示されます。

スピン レート
回転率(角度/秒)。
変動
スピン レートを変動できる最大値(角度/秒)。実際の変動は、各パーティクルに 1 度だけランダムに計算されます。

[スピン軸](Spin Axis)領域

[スピン軸](Spin Axis)ドロップダウン リスト
[スピン軸](Spin Axis)設定には、ランダムまたは特定の軸にスピンを適用し、オプションでスピン軸をランダムに変動させるオプションがあります。既定値は[ランダム 3D](Random 3D)です。
  • [ランダム 3D](Random 3D) 各パーティクルを任意のランダムな 3D 軸を中心に回転させます。
  • [ワールド空間](World Space) スピン軸がワールド座標スペース内で指定されます。

    [X]/[Y]/[Z]設定を使用して、スピン軸を指定します。

  • [パーティクル スペース](Particle Space) スピン軸が、各パーティクルのローカル座標スペースで指定されます。

    [X]/[Y]/[Z]設定を使用して、スピン軸を指定します。

  • [速度スペース](Speed Space) パーティクル方向の座標スペースは、イベントに入ったときのパーティクルの方向によって決まります。

    X 軸はパーティクルの方向に揃えられます。Z 軸は X 軸に垂直で、ワールド空間に対して可能な限り上方向にポイントされます。

    [X]/[Y]/[Z]設定を使用して、すべてのパーティクルの方向を指定します。

  • [速度スペース フォロー](Speed Space Follow) パーティクル方向の座標スペースは、イベント全体を通してパーティクルの方向によって決定されます。このオプションを使用して、イベント実行中に方向を変えるパーティクルが、自分の向きにスピン軸を合わせ続けることができるようになります。

    X 軸はパーティクルの方向に揃えられます。Z 軸は X 軸に垂直で、ワールド空間に対して可能な限り上方向にポイントされます。

    [X]/[Y]/[Z]設定を使用して、すべてのパーティクルの方向を指定します。

[X]/[Y]/[Z]
これらを使用してスピン軸を設定します。[ランダム 3D](Random 3D)オプションでは使用できません。既定値では 0、0、1 です。指定できる範囲は -1.0 ~ 1.0 です。

単一の軸を指定するには、対応するパラメータをゼロ以外の任意の値に設定し、その他はゼロに設定します。負の値の場合は軸が反転し、回転方向が逆になります。複数の軸にゼロ以外の値を設定すると、数値が効果を表します。この場合、それぞれの効果が相互に関連します。たとえば、スピン軸を正の X 軸と Y 軸の間の中間地点に向ける場合は、[X]と[Y]に同じ正の値を設定します。実際の数値は問題ではありません。同様に、スピン軸を X 軸から Y 軸方向へ 30 度(角度の 1/3)に設定するには、[Y]値を[X]値の 2 倍に設定します。たとえば、[X]を 0.2 で [Y]を 0.4、または[X]を 0.5 で [Y]を 1.0 に設定します。

発散
スピン軸の方向の変動範囲(角度)を定義します。実際の偏差は、この範囲内でランダムに計算されます。[ランダム 3D](Random 3D)オプションでは使用できません。既定値は 0 です。範囲は 0 ~ 180 です。

[独自性](Uniqueness)領域

[独自性](Uniqueness)の設定は、スピン レート変動のランダム化、[ランダム 3D](Random 3D)オプションによるスピン軸、およびその他のオプションによる[発散](Divergence)に影響を及ぼします。

シード
ランダム化の値を指定します。
新規
ランダム化する式を使用して新規シードを計算します。