[複数の足跡を作成](Create Multiple Footsteps)ダイアログ ボックス: 走る

走行足並みの[複数の足跡を作成](Create Multiple Footsteps)ダイアログ ボックスでは、一連のパラメータを設定して走行の足跡のシーケンスを作成できます。

このダイアログ ボックスは、[足跡を作成](Footstep Creation)ロールアウトから[走る](Run)を選択し、[複数の足跡を作成](Create Multiple Footsteps)をクリックすると表示されます。

インタフェース

[一般](General)領域

  • 左から開始足跡のシーケンスを左足から開始します。
  • 右から開始足跡のシーケンスを右足から開始します。
交互
オンにすると、右の足跡と左の足跡が交互に作成されます。このチェック ボックスのチェックマークをはずすと、すべての足跡が右か左になり、片足でホップする動きを作成できます。
足跡数
新しく作成する足跡の数を指定します。
歩幅設定(幅)
歩幅の幅を、骨盤の幅の割合で設定します。

値を 1.0 に設定すると、歩幅は骨盤の幅と等しくなります。値を 3.0 に設定すると、幅の広いよたよたとした足取りになります。この設定を変更すると、[歩幅 (幅)](Actual Stride Width)の値が自動的に変更されます。

歩幅設定では Biped の解剖学的な観点からパラメータを記述し、歩幅(幅)では 3ds Max の単位で値を記述します。

歩幅(幅) = 1 と歩幅(幅) = 3

歩幅(幅)
歩幅の幅をモデリングの単位で設定します。この設定を変更すると、[歩幅設定 (幅)](Parametric Stride Width)の値が自動的に変更されます。
総距離
現在の設定を使用したときの足跡の移動距離の合計を表示します。この値は直接変更できません。

[タイミング](Timing)領域

オートタイミング

タイミング パラメータを自動的に設定します。

[オートタイミング](Auto Timing)は、走行足並みの次のタイミングに影響します。

  • 走りの足跡、滞空時間

    [オートタイミング](Auto Timing)をオンにすると、これらのパラメータは自動的に適切な値に調整されます。足跡シーケンスを制御するには、[歩幅 (長さ)](Stride Length)パラメータと[次の足跡までの時間](Time to Next Footstep)パラメータを調整します。

    [オートタイミング](Auto Timing)をオフにした場合、足並みのタイミング パラメータを調整して足跡シーケンスを制御できますが、[次の足跡までの時間](Time to Next Footstep)は変更できません。

補間

一連の足並みの加速と減速を制御します。このボックスにチェックマークを付けると、[最後のステップ](Last Step)にあるステップ パラメータが有効になります。

[最初のステップ](First Step)のパラメータ値で開始し、[最後のステップ](Last Step)のパラメータ値で終了する足跡が作成されます。

これら 2 つの間を補間することによって、時間とともに変化する一連の足跡が作成されます。

[補間](Interpolate)がオフの場合、[最後のステップ](Last Step)のパラメータは灰色表示されます。すべての足跡は、[最初のステップ](First Step)のパラメータのみを使用して作成されます。

  • 最後の足跡から開始 新しく作成した足跡を、既存の足跡シーケンスの最後に追加します。
  • [現在のフレームから開始](Start at Current Frame)新しく作成した足跡を、既存の足跡シーケンスの後にある現在のフレームに挿入します。これにより、足跡が再開する前に間隔が作成されます。

[最初のステップ](First Step)領域と[最後のステップ](Last Step)領域

歩幅設定(長さ)
新しい足跡の歩幅の長さを、Biped の脚の長さの割合で設定します。既定値の 1.5 は、一般的な走行時の歩幅です。

値を 1.0 にすると、歩幅の長さは脚の長さと同じになり、次のステップに到達するために Biped が少しストレッチします。値を 0.0 にすると、Biped はその場走りをします。歩幅の長さを負の値にすると、Biped は後ろ向きに走ります。

Biped が後ろ向きに走る場合、単に前向きの動きが逆になるのではなく、正しい足の状態のシーケンスが維持され、足の指、踵の順に地面に接します。

[歩幅設定 (長さ)](Parametric Stride Length)を調整すると、[歩幅 (長さ)](Actual Stride Length)の値が自動的に変更されます。

歩幅(長さ) = 0.75 と歩幅(長さ) = 1

歩幅(長さ)
新しい足跡の歩幅の長さを 3ds Max の単位で設定します。

上記の[歩幅設定 (長さ)](Parametric Stride Length)と同じ規則が適用されます。

[歩幅 (長さ)](Actual Stride Length)を調整すると、[歩幅設定 (長さ)](Parametric Stride Length)の値が自動的に変更されます。

歩幅(高さ) = 5 単位

歩幅(高さ)
足跡間の上昇または下降を設定します。このパラメータを使用すると、坂や階段を上り下りする足跡のセットを作成できます。

[歩幅 (高さ)](Actual Stride Height)の値は、新しく作成する各足跡の高さの差を単位で表します。正の値を設定すると上昇、負の値を設定すると下降します。

次の足跡までの時間
足の動きの各サイクルに対するフレーム数を指定します。サイクルは、Biped の足が地面に触れるフレームで開始し、足が上がったり動いたりする間継続し、足が再び地面から離れるフレームで終了します。このパラメータは、[オートタイミング](Auto Timing)がオンの場合のみ有効になります。
スピード(フレームあたりの単位)
Biped がフレームあたりで移動する単位数を表示します。このパラメータは、他のパラメータの変更に応じて変化しますが、直接調整することはできません。

その下の 2 つのパラメータは、[オートタイミング](Auto Timing)がオフの場合のみ有効になります。[オートタイミング](Auto Timing)の代わりにこれらのパラメータを使用して、一連の足跡に対する前向きモーションの速度を制御できます。

走りの足跡
走行中に各足跡が接地するフレーム数を指定します。

数値を大きくすると、Biped の足が接地する時間が長くなり、結果として走行モーションが遅くなります。

足跡 2 と 3 は、それぞれ 5 フレーム接地します。

滞空時間
各足跡間でボディが空中にあるフレーム数を指定します。

数値を大きくすると、各足跡の Biped の滞空時間が長くなり、結果として走るモーションが遅くなります。