[位置アイコン](Position Icon)オペレータ

既定値では、パーティクルはパーティクル フロー アイコンから放出されます。この項での「エミッタ」とはこのアイコンを意味します。[位置アイコン](Position Icon)オペレータを使用して、エミッタ上のパーティクルの初期配置を制御します。エミッタの設定によって、パーティクルをサーフェス、ボリューム、エッジ、頂点、または中心から放出させることができます。また、エミッタをアニメートしたときに、そのモーションを、放出させたパーティクルに伝達することができます。

  • [パーティクル ビュー](Particle View) > イベント内で[位置アイコン](Position Icon)をクリックするか、パーティクル システムに[位置アイコン](Position Icon)オペレータを追加してから選択します。

他のオブジェクトからパーティクルを放出させるには、[位置オブジェクト](Position Object)オペレータを使用することもできます。

インタフェース

ユーザ インタフェースは、[パーティクル ビュー](Particle View)ダイアログ ボックスの右側のパラメータ パネルに表示されます。

エミッタをロック
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、すべてのパーティクルがエミッタ上の最初の位置にとどまったままになります。つまり、パーティクルはエミッタに「接着」した状態になります。チェックマークが付いていない場合、各パーティクルの発生位置はエミッタの現在の場所によって決定されます。既定値ではチェックマークが付いていません。
エミッタ動作を継承
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、各パーティクルのレートやモーションの方向が、発生時のエミッタの値に設定されます。チェックマークが付いていない場合は、エミッタの動きはパーティクルに影響を及ぼしません。[エミッタをロック](Lock On Emitter)にチェックマークが付いていない場合にのみ使用できます。既定値ではチェックマークが付いていません。
注: イベント内で[速度](Speed)オペレータが後に存在する場合は、[エミッタ動作を継承](Inherit Emitter Movement)によって伝達された動きはすべて無効になります。
マルチプライヤ
パーティクルがエミッタの動きを継承する範囲をパーセンテージで指定します。[エミッタ動作を継承](Inherit Emitter Movement)にチェックマークが付いている場合にのみ使用できます。既定値は 100 です。

パーティクルがエミッタの 1/2 の速度で動くようにするには、[マルチプライヤ](Multiplier)を 50 に設定します。同じ速度で動くようにするには、既定値の 100 を使用します。パーティクルがエミッタの 2 倍の速度で動くようにするには、[マルチプライヤ](Multiplier)を 200 に設定します。

[場所](Location)領域

[場所](Location)ドロップダウン リストを使用すると、エミッタ上でパーティクルが出現する場所を指定できます。アイコン タイプ、[場所](Location)設定、および放出の方向を変えることによって、さまざまな放出動作を作成できます。既定値は[ボリューム](Volume)です。

  • [基点](Pivot) アイコンの中心からパーティクルが放出されます。
  • [頂点](Vertices) [ボックス](Box)や[長方形](Rectangle)のアイコン タイプでは、アイコンの隅からパーティクルが放出されます。[球](Sphere)のアイコン タイプでは、球を定義する 3 つの円の 6 つの交差部分からパーティクルが放出されます。[円](Circle)のアイコン タイプでは、パーティクルは中心から放出されます。
  • [エッジ](Edges) アイコンのエッジに沿ったランダムなポイントからパーティクルが放出されます。
  • [サーフェス](Surface) アイコンのサーフェス上のランダムなポイントからパーティクルが放出されます。
  • [ボリューム](Volume) アイコンのボリューム内部のランダムなポイントからパーティクルが放出されます。
確定ポイントのみ
放出を、特定の[場所](Location)タイプ上の特定数のポイント(次の[合計](Total)を参照)に制限します。

放出ポイントはランダムなままです。変更するには[独自性](Uniqueness)設定を変更します。

合計
放出ポイントの数を設定します。[確定ポイントのみ](Distinct Points Only)にチェックマークが付いている場合のみ使用できます。既定値は 10 です。
サブフレーム サンプリング
このチェック ボックスにチェックマークが付いている場合、オペレータは、フレーム ベースではなくティック ベース(1/4800 秒)で、エミッタ アイコンのアニメーションを取得します。これにより、パーティクルの位置を、エミッタ アイコンのアニメーションに合わせてより精密に設定できます。既定値ではチェックマークが付いていません。

[独自性](Uniqueness)領域

[独自性](Uniqueness)の設定を使用して、放出ポイントのランダム化を変更できます。

シード
ランダム化の値を指定します。
新規
ランダム化する式を使用して新規シードを計算します。