シーン単位

シーン単位は表示単位とも呼ばれ、3ds Max で計測値を表示するために使用するシステムの基本となります。シーンにおけるこの値は、[単位設定](Units Setup)の設定[システム単位設定](System Unit setting)の設定によって決定されます。

既定値では、シーン単位は[標準設定](Generic Units)です。これは、計測値はインタフェース内のみでの数として表示されることを意味します。[システム単位スケール](System Unit scale)は 1.0 インチです。このセットアップを使用した場合、隣接するホーム グリッド ラインの間隔は 10.0 単位です。ただし、たとえばシステム単位の設定を変更せずに[ディスプレイ単位スケール](Display Unit Scale)を[メートル](Meters) [メートル](Meters)に変更すると、同じ距離が 0.254m として表示されます。[標準設定](Generic)以外の[ディスプレイ単位スケール](Display Unit Scale)の設定を使用すると、表示単位は計測された値の一部として表示されます(例: 18.2 など)。

以下の図を見てキャプションを読むと、同じシーンで作業するすべてのアーティストが同じシステム単位を使用することが重要である理由と、プロジェクトの途中でシステム単位を変更しない方がいい理由がわかります。

1 つのホーム グリッドの正方形を占める立方体のボックスは、既定値の単位系を使用すると 10x10x10 標準単位と計測されます。

[ディスプレイ単位スケール](Display Unit Scale)を[メートル](Meters) [メートル](Meters)に設定すると、同じボックスは 0.254 メートルの立方体であると計測されます。このボックスは前のボックスと同じサイズ(10 インチ=0.254m)ですが、異なるシステムを使用して測定されています。

[ディスプレイ単位スケール](Display Unit Scale)を[メートル](Meters) [メートル](Meters)、[システム単位スケール](System Unit Scale)を 1.0 センチメートルに設定すると、同じボックスは 0.1 メートル(10 cm)の立方体であると測定されます。シーンで異なるシステム単位を使用しているので、このボックスのサイズは前のボックスと異なります。