はじめに

進行性疲労フィーチャは、指定された荷重履歴下で特定の複合材料の破損までのサイクル数を予測します。Helius PFA 内では、これは進行性疲労解析を支援するために使用されます。これは、破損までの最小サイクル数を使用した複合材料の損傷、および有限要素のプラットフォームによる隣接する材料への荷重再分布を可能することで実行されます。この方法に従って、有限要素プラットフォーム内で複合材料構造を解析することができ、構造破損までのサイクル数を予測できます。

問題は、中心に穴のあいたフラットな複合プレートで構成されます。このプレートの一方の端には固定の境界条件が適用され、もう一方の端には 0.001 (N) の最大荷重が適用されます。プレートは一方向材料で構成されています。レイアップは [0/±45/90]s で層厚さは 0.000127 m です。したがってプレートの厚さは 0.001016 m になります。荷重比 Smin/Smax は 0.1 で荷重周波数は 10Hz です。 メッシュのシード サイズは 0.005 で、低減積分による 8 節点のアイソパラメトリックなレンガ要素が使用されます。寸法、境界条件、および荷重を次に示します。

このチュートリアルでは、ANSYS Mechanical APDL GUI と入力ファイル変更を組み合わせてモデルを作成します。基本モデリングの詳細については省略します。ANSYS Mechanical APDL 環境での開発経験があることを想定しています。ANSYS GUI に慣れていない場合は、このチュートリアルを完了する前に ANSYS のドキュメントを参照してください。

完成した ANSYS 入力ファイル(Tutorial_4_ANSYS.ans)は、ここからダウンロードできます。