テキスト エディタを使用して解析ステップを作成する

適切な時間増分と非線形解析コントロールによる手順を定義し、Helius PFA が解析の収束に最も効率的に到達できるようにします。

すでにモデル ジオメトリを定義しており、荷重ステップを作成する準備ができています。多くの線形弾性解析では、ステップごとに必要な増分の数は 1 つです。しかし、進行性破損のシミュレーションでは 1 つの増分では不十分です。

  1. テキスト エディタでバルク データ ファイルを開き、SUBCASE エントリを見つけます。
  2. SUBCASE エントリの下に次の行を追加します。
       NLSTEP = 1
  3. ここで、BEGIN BULK エントリを見つけます。この下に次の行を追加します。
    NLSTEP, 1, 1.0
     , GENERAL, 1000
     , FIXED, 100,
     , MECH, PV, , 0.005

これらの 5 つの行によって、解析に使用する非線形ステップを定義します。定義した NLSTEP は、合計時間 1.0 に対して 100 の増分を使用します。また、コードが時間増分を低減する必要性を評価する前に 1000 の平衡反復が実行されるように要求しました。これにより、MSC Nastran で Helius PFA が提供する改善された収束特性を活用できます。また、既定の力収束許容誤差を修正するため、NLSTEP エントリを使用しました。

Helius PFA に関連するNLSTEPエントリの詳細については、『ユーザ ガイド』を参照してください。

バルク データ ファイルの内容は次のようになります。
SUBCASE 1
   NLSTEP = 1
   SPC = 2
   LOAD = 1
$
BEGIN BULK
$
NLSTEP, 1, 1.0
 , GENERAL, 1000
 , FIXED, 100,
 , MECH, PV, , 0.005
$

[戻る] | [次へ]