複合材料レイアップを作成する

大ノッチ試験用断片は、対称な 18 層レイアップ[90/0/30/0/60/0/-60/0/-30]S から作成されます。個々の層の方向の定義を開始するためには、方向の基準とすることができる基準座標系を作成する必要があります。

  1. [Datum CSYS - 3 points Method]を使用して基準座標系を作成します([Tools] > [Datum])。このとき、原点に 0, 0, 0、X 軸点に 0, 1, 0、X-Y 平面点に -1, 0, 0 を指定します。
  2. 最初の層の材料配向を定義します([Assign] > [Material Orientation])。
  3. [Sets]オプションを使用して、割り当て対象となる領域を選択します。
  4. 使用可能なセットのリストから[Layer_1]を選択し、[Continue]をクリックします。
  5. [Datum CSYS List]オプションを選択し、手順 1 で作成した基準座標系を選択します。[OK]をクリックします。
  6. [Edit Material Orientation]ダイアログ ボックスで、[Axis 3]を選択し、次に90 度の角度を指定し、[OK]をクリックします。これにより、材料は座標系の Z 軸を中心にして 90 度回転されます。

  7. Z 軸を中心とする適切な回転を使用して、残りの層に対しても手順 2~6 を繰り返します。
    • Layer_2: 0
    • Layer_3: 30
    • Layer_4: 0
    • Layer_5: 60
    • Layer_6: 0
    • Layer_7: 60
    • Layer_8: 0
    • Layer_9: -30
    • Layer_10: -30
    • Layer_11: 0
    • Layer_12: 60
    • Layer_13: 0
    • Layer_14: 60
    • Layer_15: 0
    • Layer_16: 30
    • Layer_17: 0
    • Layer_18: 90

各層の方向を視覚的に確認するいい練習となります。