入力ファイルを作成し、xStiff を実行する

Abaqus で材料を定義するために、Helius PFA は *User Material 定義ではなく、*Elastic 定義を使用します。*User Material 定義を使用した場合、Abaqus では特定の断面パラメータを計算できません。これは、これらの断面パラメータの計算に必要な弾性定数が使用できないためです。解析を正常に実行するには、これらのパラメータを定義する必要があります。

Helius PFA にはコマンド ライン プログラム xStiff が搭載されています。このプログラムは、Abaqus 入力ファイルを読み取り、Helius PFA 材料を使用する低減積分要素で必要な外部剛性パラメータをすべて自動的に計算して挿入します。この補助プログラムにより、モデル作成プロセスの速度と精度が大幅に改善されます。

xStiff を実行する前に、Abaqus/CAE から入力ファイルを生成する必要があります。

  1. [Job]モジュールに切り替えます。
  2. Tutorial_6_UD_Abaqus > というの名前のジョブを作成します([Job][Create])。
  3. メイン ツールバーから、[Job] > [Write Input] > [Tutorial_6_UD_Abaqus]をクリックします。
  4. Helius PFA コマンド シェルを開き、フォルダを Tutorial_6_UD_Abaqus.inp ファイルが保存されている場所に変更します。

    ヒント: Windows Explorer を使用して作業フォルダに移動し、コマンド シェルへの入力を開始し、次に Command Shell 2016.lnk リンクが表示されたら、これをクリックします。これにより、該当フォルダで Helius PFA のコマンド シェルが自動的にを開きます。

  5. コマンド シェルに次のように入力します。
    >>xstf /i Tutorial_6_UD_Abaqus
  6. xStiff は変更された入力ファイルを書き込み、Tutorial_6_UD_Abaqus_xs.inp という名前に変更します。新しいファイルを開き、*Hourglass Stiffness キーワードが追加されていることを確認します。