新しい繊維、母材、コア、単層を作成する

材料データベースに、新しい材料を追加します。

[新しい項目]ドロップダウン メニューから[新しい繊維]、[新しい母材]、[新しいコア]、または[新しい単層]オプションを選択すると、選択した新しい材料のタイプに応じて、Helius Composite には新しい材料を作成するためのウィンドウが開かれます。いずれの場合でも、次のように操作します。

  1. 新しい材料の名前を指定します。
  2. 面内プロパティと新しい材料の密度を指定します。
  3. 新しい材料を材料データベースに保存します。

新しい繊維、新しい母材、新しいコア
下記の左側には[新しい母材]ウィンドウのイメージを示していますが、[新しい繊維]ウィンドウと[新しいコア]ウィンドウも同様の機能を持っています。これらのウィンドウにおいては、ユーザが指定できる特定のプロパティのみが異なります。
新しい単層
下記の右側には[新しい単層]ウィンドウのイメージを示しています。一方向の単層は横方向に等方性であると仮定されており、2 方向のプロパティは 3 方向のプロパティと等しくなります。このウィンドウにある[ひずみを計算]ボタンを使って、単層の極限強度に対する単層の極限ひずみを計算できます。

材料プロパティ

次に示すリストで、Helius Compositeに入力することができる材料プロパティの概要について説明します。 白いフィールド(上記参照)は、最低限必要なプロパティを示します。グレーアウトされたボックスは、基本的な機械解析には必要ありません。

E11
軸 11 方向における材料の有効なヤング率
E22
横 22 方向における材料の有効なヤング率
E33
横 33 方向における材料の有効なヤング率

G12
12 方向における材料の有効なせん断率
G13
13 方向における材料の有効なせん断率
G23
23 方向における材料の有効なせん断率

NU12
1 方向の材料中立面の強制的な膨張に応じて、2 方向の材料中立面の自由収縮として解釈されるポアソン比
NU13
1 方向の材料中立面の強制的な膨張に応じて、3 方向の材料中立面の自由収縮として解釈されるポアソン比
NU23
2 方向の材料中立面の強制的な膨張に応じて、3 方向の材料中立面の自由収縮として解釈されるポアソン比

CTE1
11 方向における材料の線膨張係数。この係数は、等分布の温度変化による 1 方向の材料中立面の自由膨張または自由収縮に影響を与えます。
CTE2
22 方向における材料の線膨張係数。この係数は、等分布の温度変化によるグローバルな 2 方向の材料中立面の自由膨張または自由収縮に影響を与えます。
CTE3
33 方向における材料の線膨張係数。この係数は、等分布の温度変化によるグローバルな 3 方向の材料中立面の自由膨張または自由収縮に影響を与えます。

CME1
11 方向における材料の湿度膨張係数。この係数は、均一な湿度変化による 1 方向の材料中立面の自由膨張または自由収縮に影響を与えます。
CME2
22 方向における材料の湿度膨張係数。この係数は、均一な湿度変化によるグローバルな 2 方向の材料中立面の自由膨張または自由収縮に影響を与えます。
CME3
33 方向における材料の湿度膨張係数。この係数は、均一な湿度変化によるグローバルな 3 方向の材料中立面の自由膨張または自由収縮に影響を与えます。

+S1
11 方向における材料の法線引張強度
-S1
11 方向における材料の法線圧縮強度
+S2
22 方向における材料の法線引張強度
-S2
22 方向における材料の法線圧縮強度
S12
12 方向における材料のせん断強度

+e1
単軸引張応力 +S1 によって発生する 11 方向における法線ひずみ
-e1
単軸圧縮応力 -S1 によって発生する 11 方向における法線ひずみ
+e2
単軸引張応力 +S2 によって発生する 22 方向における法線ひずみ
-e2
単軸圧縮応力 -S2 によって発生する 22 方向における法線ひずみ
e12
せん断応力 S12 によって発生する 12 方向におけるせん断ひずみ

K1
11 方向における材料の熱伝導率
K2
22 方向における材料の熱伝導率
K3
33 方向における材料の熱伝導率

コア材料の場合:

Ec
コア材料の圧縮係数
GcL
サンドイッチ プレートの X 方向におけるコアせん断係数
GcW
サンドイッチ プレートの Y 方向におけるコアせん断係数
DENc
コアの密度(コアの作成に使われた材料の密度ではない)
dCell
ハニカム形状のコアのセルの直径
gage
ハニカム形状のコアのセルの壁の厚さ