積層荷重の 5 つの基本モードで積層の強度を計算します。
[第 1 層破損調査]機能を使用して、軸引張および圧縮強度、横方向引張および圧縮強度、面内せん断強度を求めます。積層の
[第 1 層破損調査]解析を実行するには、[積層]ドロップダウン メニューから
[第 1 層破損調査]オプションを選択します。解析を実行するために必要な 2 つの手順に対応する 2 つのタブを含む
[第 1 層破損調査]ウィンドウが開きます。これらの 2 つの手順について以下に説明します。
- 積層を定義する: 先に説明したように[積層]タブを使用して新しい積層を作成するか、材料データベースから既存の積層をインポートします。
- 結果を計算する: [計算]タブ(以下の画像を参照)を使用して第 1 層破損調査解析の特定の側面を定義し、解析を実行します。これは、次のように以下の画像内のラベルに対応する 3 つの手順で行います。
- [計算]タブ(以下では「1」でラベル付け)に表示される[破損基準を選択]ドロップダウン メニューで利用できる 7 つの破損基準のいずれかを選択します。(利用可能な破損基準の詳細については、「付録 C」を参照してください。) 選択した破損基準に追加パラメータを指定する必要がある場合は、パラメータ ボタン
がアクティブになります。この場合、このボタンをクリックして、必要なパラメータを定義してください。
- 第 1 層破損調査解析で使用する応力増分のサイズを指定します。この値は[応力増分]ボックス(以下では「2」でラベル付け)に入力して、第 1 層破損が発生した時点での荷重を求めるための分解能を制御できます。既定値は、積層のあらゆる材料における最も低い強度の 1% になります。積層の体積平均応力はゼロから開始し、第 1 層破損が発生するまで応力増分値で増加します。
- [計算]タブの[計算]ボタン(以下では「3」でラベル付け)をクリックすることで第 1 層破損調査解析が実行されます。解析の結果は[計算]タブの結果ウィンドウに表示されます。
- [計算]タブの[プロット](以下では「4」でラベル付け)をクリックし、解析の結果を棒グラフにプロットします。ページの下部にプロット例を示します。
第 1 層破損調査解析の結果には、次のものが含まれています。
- 積層の体積平均軸引張強度、軸圧縮強度、横方向引張強度、横方向圧縮強度、面内せん断強度
- 適用される破損基準が選択されているときには、5 つの基本的な体積平均積層強度のそれぞれで最初に破損する積層の層、および場合によっては破損のモード