各キャンバス プレーンは、1 つまたは複数のイメージレイヤを含むことができます。イメージレイヤは、スケッチが可能な透明アセテートフィルムのようなものです。
異なる要素を別々のイメージレイヤにスケッチすれば、それぞれの要素を変更したり、イメージレイヤを再配置して順序を変更することが簡単にできます。また、イメージレイヤの複製、マージ、一時的な非表示、または完全な削除ができます。
各キャンバス プレーンには、バックグラウンド レイヤも含まれます。バックグラウンド レイヤにより、キャンバス プレーンのバックグラウンド カラーが定義されます。キャンバスプレーンを作成すると、バックグラウンドレイヤのカラーしか設定できません。
キャンバスプレーンには、マスクレイヤと非表示のマスクレイヤを含めることもできます。これらのレイヤにはすべて、ペイントまたはシェイプを含めることができます。
イメージレイヤを作成するには、少なくとも1つのキャンバスプレーンが存在している必要があります。
既定では、キャンバス プレーンは、バックグラウンド レイヤに加えて、1 つのイメージ レイヤを含みます。ただし、Windows > Editors > Canvas Layer Editor
では、キャンバス プレーンごとに追加のイメージ レイヤを複数作成することができます。
シーンにキャンバス プレーンが含まれていない場合にウィンドウでスケッチを開始すると、Alias では New Canvas オプション ボックスが開き、アクティブなビューに、新しいキャンバス プレーン(レイヤを 1 つ含む)の作成を求めるプロンプトを表示します。
既定では、イメージ レイヤの名前は Image-1、Image-2、Image-3 などとなります。新規のイメージ レイヤを作成したら、常に、意味のあるわかりやすい名前をつけるようにしてください(たとえば、Background、Outline、Handle)。
アクティブキャンバスの各イメージ レイヤの名前は、Canvas Layer Editor ウィンドウに表示されます。
参照として使用するために、あるいはスケッチのためのベースとして使用するためにイメージ ファイルを読み込みます。新しいキャンバス プレーンまたはイメージ レイヤとして、イメージを既存のキャンバス プレーンに読み込むことができます。
Windows エクスプローラまたは PortfolioWall からイメージをドラッグして、Alias にドロップして、そのイメージをイメージ レイヤとして読み込むこともできます。
透明度または不透明度情報(すなわちアルファ チャンネル)を含むイメージ ファイルをインポートする場合、透明度情報もインポートされます。
イメージ レイヤを 32 ビットの BMP フォーマットで書き出して、イメージ ファイルが 4 つのチャンネル(RGBA)を持つようにしたり、イメージ レイヤを 24 ビットの BMP フォーマットで書き出して、イメージ ファイルが 3 つのチャンネル(RGB)を持つようにすることができます。グラフィック アプリケーションの多くは 32 ビット BMP ファイルを読み込めません。これらの場合、イメージ レイヤを 24 ビット BMP フォーマットで書き出すか、imgcvt ユーティリティを使用して、32 ビットの BMP ファイルを 24 ビットの BMP ファイルに変換します。
キャンバス プレーン全体を書き出すには、File > Export > Make Canvas Picture
を順に選択する必要があります。