ここでは、Square、Skin、Align ツールを使用して、シャワー ジェル ボトルの基本シェイプを作成します。
ボトルの前半分を構築し、それを後でミラーリングしてデザインを完成させます。センター ラインをまたぐ仮想的な接線連続性をコントロールして、前半分と後半分の間に滑らかなコネクションを作成します。
肩のサーフェスを作成してから、接線連続性を使用してそれをメインのボトル サーフェスに滑らかにブレンドします。
チュートリアルのレッスン 1 をご覧ください。
チュートリアル ファイルを開く
チュートリアルファイルには、シャワージェルボトルの 構築に使用するカーブが入っています。
- File > Open
を選択してファイル ブラウザを開きます。
- ファイル ブラウザで CourseWare フォルダを探し、Current Project として設定します。
- CourseWare プロジェクトの wire フォルダにある showergel.wire を開きます。
ファイルを開く方法については、「チュートリアル ファイルを開く」を参照してください。
- ダイアログボックスが表示され、オブジェクト、シェーダ、ビュー、アクションをすべて削除してよいか尋ねるメッセージが表示されます。YESをクリックしてください。
- コンストラクション許容値が showergel.wire ファイルの値と異なる場合は、次のダイアログ ボックスが表示されます。
- Accept New Settingsをクリックして、showergel.wireのコンストラクション許容値を使用してください。
ファイルが開きます。
主要なボトルカーブが表示され、とCurvesいう名前のレイヤに配置されています。
他のカーブは非表示のレイヤに配置されており、チュートリアルの後の部分で使用します。
コンストラクション許容値を設定する
モデルの作成を開始する前に、使用するコンストラクション許容値を選択します。
- Preferences > Construction Options
の順に選択します。
Construction PresetはUser Definedに設定されています。 この設定は迅速なコンセプト開発には適していますが、CAD やラピット プロトタイピング システムにデータを転送する場合には、より正確な設定が必要となります。
- オプションウィンドウで、General CAD Settingsを選択します。
何の許容値を設定しているのか確認するには、Construction Options ウィンドウの Tolerances セクションを開きます。
ヒント:
今後のプロジェクトのために、データを書き出す予定の CAD システムに合わせて設定を選択しておくことができます。
- Construction Optionsウィンドウを閉じます。
メインのボトル サーフェスを作成する
まず、Square サーフェスを使用して、メインのボトル シェイプを作成します。
- Perspective を最大化します。
- Bottle レイヤ タブが yellow で表示されていることをチェックします。これは新規に作成するサーフェスがこのレイヤに割り当てられることを示しています。黄色で表示されていなければ、このレイヤタブをクリックしてアクティブにしてください。
- Surfaces > Boundary Surfaces > Square
を選択してオプション ウィンドウを開きます。
-
Squareオプションウィンドウに、四角形の4つの 境界がリストされます
境界 2 と 4 の連続性オプションを G0 Position に変更します。この連続性は、スクエア サーフェスをカーブに正確に合わせます。
境界1と3のContinuityオプションをImplied Tangentに変更します。Implied Tangent オプションは、サーフェスをセンター ラインをまたいで滑らかに位置揃えします。
-
4つの境界曲線を選択するよう要求するプロンプトが表示されます。下図に示す順番でカーブをクリックします。
4 つ目のカーブを選択すると、スクエア サーフェスが作成されます。
首のサーフェスを作成する
- ボトルの首のカーブが表示されるように、ビューを調整します。
- Surfaces > Skin Surfaces > Skin
を選択し、プロンプトが表示されたら、2 つの首のカーブを選択して首のサーフェスを作成します。
- これで主要なサーフェスが構築されたので、Curvesレイヤをオフにし、画面に表示されているサーフェスだけを残します。
- すべてのサーフェスの選択を解除するには、Pick Nothing を選択します。
肩のサーフェスを作成する
メインの胴体のサーフェスから肩のサーフェスを滑らかにブレンドします。
まず、胴体から首までの単純なスキン サーフェスとして肩を作成します。それから Align ツールを使用して、肩と胴体の間に連続性を作成します。
これは、Align ツールで目的の連続性を作成する方法を理解するのに役立ちます。Align ツールを適用したときに CVs と Hulls がどのように変化するかを確認してください。
- 位置連続性
-
1列のCVが他のサーフェスに位置揃えされます。位置連続性はスキン サーフェスを作成する場合の既定の連続性です。
- 接線連続性
-
2列のCVが他のサーフェスに位置揃えされます。
- 曲率連続性
-
3列のCVが他のサーフェスに位置揃えされます。
肩のサーフェスを作成する
まず、位置連続性を使用して肩のサーフェスを作成します。
- Surfaces > Skin
ツールを選択します。
- プロンプトが表示されたら、胴体と首のサーフェスのエッジを選択し、肩のスキンサーフェスを作成します。
肩のサーフェスの位置を揃える
ここでは、Align ツールを使用して肩のサーフェスを変更し、胴体のサーフェスに接するようにします。
まず、肩のスキンのコンストラクションヒストリを削除して、変更できるようにします。
- 肩のサーフェスを選択したままで Delete > Delete Construction History
を選択し、プロンプトが表示されたら Yes をクリックします。
- サーフェスを選択し、Control Panel で Cv/Hull チェック ボックスをクリックして、CV の表示をオンにします。CV を表示することで、Align ツールの結果を確認しやすくなります。
- Control Panel で、V 次数を 3 に変更して Accept をクリックします。
- Object Edit > Align > Align
を選択してオプション ウィンドウを開きます。
- Continuity を G1 Tangent に設定します。
位置揃えするサーフェス(入力)の境界を選択するよう要求されます。このサーフェスは、肩用に作成したスキン サーフェスです。
- ボトルと肩のサーフェスの接点にカーソルを移動し ます。サーフェスのエッジをクリックし、pick chooserからスキンサーフェスを選択します。
選択したエッジが強調表示され、「Input」というラベルが付きます。
位置揃え先のオブジェクト(マスタ)を選択するよう要求されます。
- もう一度2つのサーフェス間の境界をクリックし、胴体のエッジを選択します。
胴体サーフェスの上部のエッジが自動的に選択されます。
肩サーフェスのCVが変更され、緑のインジケータ上のTで示すように、接線連続性を使用して肩がボトルサーフェスに位置揃えされました。
- Tangent Balanceをオンにします。Tangent Balance では、入力サーフェスのハル シェイプがマスタのハル シェイプに合わせて調整されます
- オプションウィンドウの下部までスクロールし、Continuity Checkをオフにして連続性インジケータを削除します。
次に、CV とハルの移動やスケーリングを行いなが ら、肩ブレンドの特徴を変更します。
- [F9]ホットキーを使用して、4 つのモデリング ウィンドウを表示します。
- Pick > Nothing
を選択して、サーフェスの選択を解除します。
- Pick > Point Types > Hull
を選択します。
-
Back ビューで、赤いハルの線分をクリックし、上から 2 つ目の CV の列のハルを選択します。
- Transform > Non-p Scale
を選択し、
でドラッグして滑らかな肩のシェイプを作成します。 注:
CV のピボット ポイントは既定で原点設定されているので、CV が正しくスケーリングされます。
- Leftビューで、
でドラッグして肩のシェイプを細かく調整します。
- Control Panel で CV とハルをオフにします。
- CV の選択を解除するには、Pick > Nothing
を選択します。
- diagnostic shadingを使用して、結果をチェックします。
ヒント:
Align ツールの Continuity オプションを Curvature に設定し、3列目のCVを調整してトランジションをより滑らかにします。
作業内容を保存する
シーンを新規ファイルとして保存します。
- Lessons プロジェクトの wire フォルダ内に作業内容を保存します。
- ファイルにmyshowergel.wireという名前を付けます。
Lessons プロジェクトの作成や作業内容の保存については、「作業内容を保存する」を参照してください。