ここでは、掃除機の後部に収塵袋とケーブル コネクタのサーフェスを作成します。
レッスン 6 を問題なく完了した場合は、次の手順の「胴体のシェイプを抽出する」に進みます。
レッスン 6 の作業に問題があった場合は、CourseWare プロジェクトの wire フォルダにある vacuum_Part6.wire というファイルを開きます。このファイルには、レッスン 6 の完成モデルが保存されています。
掃除機の背面の端には、他に 2 つのコンポーネントがあります。これらは収塵袋とケーブルコネクタで、次のイメージに示します。
掃除機のメインの胴体の後部サーフェスのスケーリングしたコピーとして、これらのコンポーネントを作成します。同じシェイプを使用することによって、デザインを特徴付ける規則的な類似のシェイプを作成します。
胴体のサーフェスのコピーを作成し、新しいレイヤに配置することから開始します。
サーフェスのコピーを作成し、これらを dustbag レイヤに割り当てます。
layer タブが青色で表示されます。これは非アクティブであることを示します。
これでdustbagレイヤ上のコピーサーフェスのみが表示、選択されています。
収塵袋とケーブルコネクタで必要なのは、胴体サーフェスの端だけです。
次に、サーフェスをトリミングしてシェイプの後部だけを残し、サーフェスの処理と表示が簡単に行えるようにします。
カーブを使用して切断ラインを定義して、サーフェスをトリミングします。
新しいエディットポイントの位置の入力を要求するプロンプトが表示されます。キー(Windows)または
キー(Mac)を押したままで、次のイメージに示すグリッドの交点付近をクリックして、カーブの 1 番目のエディットポイントを配置します。
をクリックした状態のままにして、2番目のエディットポイントを配置します。マウスボタンを押したままで、カーブが掃除機の背面とほぼ同じ角度になるまで、エディットポイントを移動します。
カーブの長さが胴体サーフェスを越えて拡張するのに十分であることを確認します。
Trimツールを使用すると、サーフェスをトリミングする前に投影したカーブから直接カーブオンサーフェスを作成できます。描画したカーブを使用して、サーフェスの前部の端を切断します。
サーフェスが選択され、ピンク色で強調表示されます。
以下のいずれかの設定を要求するプロンプトが表示されます。
Shift select to add or remove surfaces or select trimming curves or click or box select trim regions.
今回は、Trim ツールを使用して、カーブをサーフェスに投影するため、後者のプロンプトに応答します。
カーブオンサーフェスがサーフェス全体に作成されており、明るい青色で表示されていることが確認できます。
Trimツールのままで、3つのオプションのプロンプトが表示されます。今回は、保持する各サーフェスの領域を選択します。
サーフェス上にインジケータが表示されて、トリミング用に選択されていることを示します。
ビューを拡大すると、ラインのないフィレットサーフェスの一部を選択しやすくなります。
サーフェス上にインジケータが表示されて、トリミング用に選択されていることを示します。
サーフェス上にインジケータが表示されて、トリミング用に選択されていることを示します。
サーフェスがトリミングされます。
Delete > Delete Active を選択するか、キーボードの
キーを押して、カーブを削除します。
掃除機のデザインの一部をトリミングしたため、これを使用して収塵袋とケーブルコネクタを作成できます。
オリジナルの胴体サーフェスには変更はなく、非表示(薄い青色)のレイヤ上に表示されています。
サーフェスをスケーリングおよび配置して収塵袋のデザインを完成できるように、グループ化します。
次に、カーブ スナップを使用して、ピボット ポイントをサーフェスの端に移動します。ピボット ポイントを使用してサーフェスのスケーリングをコントロールします。
サーフェスの右端にある薄い青色の十字に でドラッグして、ピボット ポイントをサーフェス エッジの端に配置します。
サーフェスが小さくスケーリングされて、収塵袋が形成されます。
プロンプトラインに(ABS)と表示されますが、これは絶対モードであることを示します。絶対モードでは、入力した座標は原点から測定されます。
収塵袋だけは現行位置から少し移動させるため、相対座標に切り替えます。これで、サーフェスは現行位置を基準とした座標値で移動します。
x、y、z の値は数字を空白またはカンマで区切って入力することができます。
これで収塵袋が適切に配置されました。
同じ方法で、ケーブルコネクタのコンポーネントを作成します。
収塵袋のコピーが作成されて選択されているため、このまま変形することができます。
デザインを調整する場合は、マウス ボタンを使用してサーフェスを自由に移動させます。
コンセプト デザインでは、モデルに定期的に変更を加えることが一般的です。この段階では、収塵袋とコネクタのサーフェスをメインの胴体のシェイプとオーバーラップさせておきます。サーフェスをオーバーラップしたままにすることで、デザインを検討するために、コンポーネントをスケーリングしたり移動したりしながらすばやく実験することができます。
デザインを分析して、胴体と交差するサーフェスの一部をトリミングし、切れ目のない外側のサーフェスを作成します。このトリミングについては、このチュートリアルの特別ステージであるレッスン 8 で取り扱います。