スライスは、理論上の床レベルを表したものと考えることができます。スライス 床平面を利用すれば、マス グループの 3D ジオメトリをスペース境界やポリラインに変換して、それらから建物の各フロアを生成することができます。スライスは、スペース境界またはポリラインに変換でき、さらに壁に変換することができます。
マス グループと同様、スライスは、スライス マーカー(スライスに関連付けられたマーカー)を選択して操作することができます。スライス マーカーにマス グループをアタッチすると、スライス マーカーによって、床平面と呼ばれる建物の外周ジオメトリが作成されます。スライス マーカーにアタッチされているマス グループを変更すると、床平面が更新されます。
マス グループではなくマス要素をスライスにアタッチすると、マス要素の演算項目(和、差、交差)はスライスによって認識されません。これらの項目をスライスに記録するには、マス グループをアタッチします。
床平面を作成した後は、スライスをスペース境界やポリラインに変換して、次に壁を生成することができます。スライスから直接、壁を作成することはできません。スライスは、マス グループの各床レベルにアタッチされているマーカーにすぎません。