トリガー グリップを選択すると、オブジェクトに対してアクションがすぐに実行されます。これに対し通常のドラッグ グリップでは、寸法プロパティを変更するためにドラッグする必要があります。トリガー グリップは、ドアのスイング方向や壁の位置合わせなどといった、オブジェクトの離散値プロパティ(設定可能な値が限られているプロパティ)を設定する手段として利用可能です。また、トリガー グリップは、オブジェクトのグリップ編集モードを切り替える手段としても利用できます。たとえば、カーテン ウォールの[グリッドを編集]グリップを選択すると、カーテン ウォール グリッドに対するインプレイス編集セッションが開始されます。AEC 寸法の[インプレイス編集]グリップを選択すると、寸法チェーン、テキスト文字列、寸法補助線など、個々の要素に対するグリップも選択されます。トリガー グリップは通常、円や矢印の形で表示されます。
インプレイス編集グリップ起動前後の AEC 寸法
AEC 寸法のインプレイス編集グリップの場合のように、オブジェクトの選択を解除するとグリップ編集モードが終了する場合もあります。グリップを再度クリックしないとグリップ編集モードが終了しない場合もあります。