プロジェクト ツール パレット グループを定義し、プロジェクトと関連付けるコンテンツ ブラウザ ライブラリを指定できます。すると、プロジェクト ナビゲータ パレットからコンテンツ ブラウザを開くたびに、プロジェクト ライブラリが表示されます。
プロジェクトのツール パレット グループ
各プロジェクトには、関連付けられた特定のツール パレット グループ(ATC ファイル)がある場合があります。プロジェクトを作成した方法に応じて、ツール パレット グループを異なる方法で作成し、表示できます。
新しいプロジェクトでは、プロジェクト設定が既定のパレット グループを指定しない限り、プロジェクト ツール パレット グループは既定では空の状態です。
ツール コンテンツ ルート パス
ツール コンテンツ ルート パスを設定すると、プロジェクトのライフサイクルの間にプロジェクトや標準図面が移動された場合にも、ツールを一致させておくことができます。
プロジェクトのツール パレット上のツールが、プロジェクト設定で指定されたツール コンテンツ ルート パスを指し示す場合は、そのコンテンツ ルート パスは変数(%AECPROJECT_DIR%)としてツールの XML 定義に作成されます。 プロジェクト設定のツール コンテンツ ルート パスが変更されると、ツールのパスもそれに応じて変更されます。
たとえば、すべてのプロジェクト ツールが<プロジェクト ルート フォルダ>¥Standards¥Content¥Content 1¥ に格納されコンテンツを指し示す場合、このコンテンツを<プロジェクト ルート フォルダ>¥Standards¥Content¥Content 2¥ に移動し、プロジェクト セットアップのツール コンテンツ ルート パスをそれに応じて調整すると、すべてのツールは正しく<プロジェクト ルート フォルダ>¥Standards¥Content¥Content 2 を指し示すようになります。
もう 1 つの例は、ユーザがオフラインで作業するために、プロジェクトの e-トランスミット パッケージとツール コンテンツ ファイルを作成する場合です。ローカル コンピュータで eTransmit パッケージを展開する場合、ツール コンテンツ ルート パスを別のドライブにリダイレクトできるので、すべてのコンテンツが有効な状態に保たれます。
後で、ユーザがオフラインで変更した図面が、P サーバ上のメイン プロジェクトにコピーし直されると、コンテンツ ルート パスは自動的に P:¥<プロジェクト ルート フォルダ>¥Standards¥Content¥Content¥ に変更し直されます。これは、パスが元の APJ ファイルのパスであるためです。
プロジェクトのコンテンツ ブラウザ ライブラリ
大規模なプロジェクトの場合、CAD マネージャでは、すべてのプロジェクト ユーザが標準ツールにすばやくアクセスできるように、コンテンツ ブラウザ ライブラリを共有ネットワーク ボリュームに設定することをお勧めします。プロジェクト ナビゲータからコンテンツ ブラウザを開くと、プロジェクトに関連付けられたライブラリが自動的に開きます。
- クイック アクセス ツールバーの[プロジェクト ブラウザ]
をクリックします。 - プロジェクト セレクタで、設定を定義するプロジェクトを選択して、右クリックし、[プロジェクト プロパティ]をクリックします。
[プロジェクト プロパティ]ダイアログ ボックスが表示されます。
- [ツール パレット]で、プロジェクトのツール パレット グループの位置を指定します。ローカル フォルダまたはネットワーク フォルダを選択できます。
位置を指定しないと、プロジェクトを作成した方法に基づいて、次の既定の動作が自動的に選択されます。
プロジェクト タイプ ツール パレット グループ ファイルの位置 プロジェクトのツール パレット グループ Architectural Desktop 2005/2006 の旧式プロジェクト <プロジェクト名>¥Standards¥WorkspaceToolPalettes¥<プロジェクト名>.atc の下にある新しい空の ATC ファイルを指定する 作成されますが、表示されません。 テンプレートをベースとしない新しいプロジェクト <ProjectName>¥Standards¥WorkspaceToolPalettes¥<プロジェクト名>.atc の下にある新しい空の ATC ファイルを指定する 作成されますが、表示されません。 既定の AutoCAD Architecture テンプレート プロジェクトをベースとする新しいプロジェクト <プロジェクト名>¥Standards¥WorkspaceToolPalettes¥<プロジェクト名>.atc の下にある新しい ATC ファイルを指定する。既定では、空のツール パレットが 1 つ挿入されています。 空の既定のツール パレットで作成され、表示されます。 ユーザ定義の既存のテンプレート プロジェクトをベースとする新しいプロジェクト テンプレート プロジェクトのツール パレット グループがテンプレート フォルダ内に配置される場合は、含まれるすべてのパレットとともに、新しいプロジェクトの対応するフォルダにコピーされます。 新しいプロジェクトのツール パレット ファイルの位置は、コピーされるツール パレット グループを指示します。
テンプレート プロジェクトのツール パレット グループは、テンプレート プロジェクト フォルダの外部に配置される場合は、新しいプロジェクトのツール パレット ファイルの位置は同じ位置を指示して、ツール パレット グループをテンプレート プロジェクトと共有します。
コピーされたツール パレット グループまたは参照されるツール パレット グループとして表示される - プロジェクト ツール パレット グループの場合は、[共有ワークスペース カタログ]、[ユーザ別のワークスペース カタログ]、または[なし]を選択します。
[共有ワークスペース カタログ]を選択すると、[ツール パレット グループ]で選択したパスは、プロジェクト プロファイル(AWS)に追加され、ツール カタログには、指定した位置からアクセスします。[ユーザ別のワークスペース カタログ]を選択すると、フォルダが C:¥My Documents¥Autodesk¥My Projects¥<プロジェクト名> に作成され、ツール パレットがそのフォルダにコピーされます。[なし]を選択すると、そのプロジェクトに対してプロジェクト ツール パレット グループは無効になり、[ツール パレット]の下に他のプロパティは表示されません。
- [ツール コンテンツ ルート パス]で、プロジェクトのツール パレット グループで使用されるツールのルート パスを指定できます。プロジェクト パレット上のツールが、プロジェクト セットアップで指定されたツール コンテンツ ルート パスで作成されると、コンテンツ ルート パスは変数(%AECPROJECT_DIR%)として作成されます。プロジェクト セットアップのツール コンテンツ ルート パスが変更され、参照されるスタイル図面が新しい位置に移動されると、プロジェクト ツールのパスはそれに応じて変更されます。 注: プロジェクトのパスが設定し直され、コンテンツ ルート パスがプロジェクト フォルダ内にある場合は、それに応じてパスが再設定されます。危険: 2010 より前のバージョンの AutoCAD Architecture で保存されたプロジェクトのパスを変更すると、図面は新しいファイル形式で保存されます。2010 より前のバージョンの AutoCAD Architecture では、図面を開くことができなくなります。プロジェクトをプロジェクト標準と同期した場合も、プロジェクト図面は新しいファイル形式で保存されます。
- [コンテンツ ブラウザ ライブラリ]で、プロジェクト ナビゲータからコンテンツ ブラウザを開いたときに表示される、既定のコンテンツ ブラウザ ライブラリ(CBL)を選択します。
- [OK]をクリックしてプロジェクト ブラウザに戻ります。