集計は、建物モデル内の選択したオブジェクトについての特定の情報を一覧表示する表です。プロパティ セット データをオブジェクトやオブジェクト スタイルにアタッチすることにより、さまざまなタイプの集計を作成できます。また、作成した集計表のデータは、抽出して表示することもできます。
各外部参照のインスタンスは、個別に集計することができます。たとえば、標準的なドアを含む要素が存在する場合、1 つの構成内でこのドア要素を 5 回参照できます。この場合、構成内でドアの集計を作成すると、ドア要素の 5 つのインスタンスは個別に集計され、固有のデータを持つことができます。
プロジェクト以外の環境で集計する場合は、通常、プロパティ データを図面内のオブジェクトに直接アタッチします。図面管理機能を使用するときは、外部参照を広範に使用し、外部参照にタグを付けることがよくあります。
次の例では、オブジェクト プロパティとプロジェクト プロパティを結合するプロパティ データの定義方法を示します。この例では、スペース情報を使用して、プロジェクトおよび式のプロパティ定義の使用方法を示します。次の表は、スペースおよびプロジェクトの情報からスペース番号が作成される方法を示しています。
| 値 | プロパティ セット定義 | プロパティ定義 | 説明 |
|---|---|---|---|
| 2 | スペース | LevelNumber | プロジェクト プロパティの定義。このプロジェクトにおけるオブジェクトのレベル ID を取得します。 |
| 01 | スペース | BaseNumber | 自動的に増分する手動プロパティの定義 |
| 201 | スペース | RoomNumber | 式プロパティの定義。式の形式は [LevelNumber][BaseNumber] |