プラスチック パーツにウェルド ラインがある場合、強度低下や外観不良が発生することがあります。
ウェルド ラインは、充填過程で 2 つ以上のフロー パスが合流したときに発生します。ウェルド ラインは、パーツの穴またはインサート、複数の射出ゲート、肉厚変化のある領域を材料が流動することで発生します。このような場所では、局部的な流動速度が異なるために、フロー フロントが分割することがあります。異なるフロー フロントが合流する前に冷却されると、適切に合流できずに、パーツにぜい弱部分が発生する原因となります。線、ノッチ、または色むらが発生することもあります。パーツの外観が目立つ部分で、これらが発生することは望ましくありません。
パーツからウェルド ラインを削除できない場合があります。このような場合は、射出位置の変更、パーツの局部的な肉厚の修正、選択材料の変更、または成形パラメータの修正などにより、ウェルド ラインを移動したり、目立たなくすることが可能です。
ウェルド ライン要素は、溶融樹脂の射出成形金型への充填を評価して、ウェルド ラインが形成される箇所を強調表示します。
インジケータ値へのウェルド ラインの影響を表示するには、[警告]アイコンでは、ウェルド ラインの警告を定義します。
をクリックします。同じパネルのパーツに現れるすべてのウェルド ラインを表示することができます。[ウェルド ライン]オプションをクリックします。
をクリックします。[情報]ポップアップ タブのウェルドラインは、フローフロントが合流する赤い領域として、パーツに表示されます。