プラスチック パーツの肉厚は、パーツ全体で均一であることが理想的です。不均一である場合は、成形品品質に問題が発生することがあります。
パーツの肉厚は、パーツの充填および冷却に影響を与えます。
溶融樹脂は、金型の厚肉部を優先的に流動する傾向があります。過度に薄肉な領域には、充填の問題が発生し、厚肉な領域よりも充填速度が遅くなる可能性があります。パーツ内の肉厚差によって、ショート ショット、アンダーフロー、およびウェルド ラインが発生する可能性があります。
過度に厚肉な領域は、冷却により長い時間がかかります。これにより生産サイクル タイムが長くなったり、溶融樹脂固化時にパーツが変形する原因となります。過度に薄肉な領域では、キャビティを充填するのにより高い射出圧力が必要となり、パーツの未充填部が増加する可能性が高くなります。
肉厚要素は、パーツ肉厚と変化を確認し、成形の問題が発生する可能性のある領域を強調表示します。
インジケータ値への肉厚の影響を表示するには、[警告]アイコンでは、肉厚の警告を定義します。
をクリックします。同じパネルのパーツの異なる領域の肉厚を表示できます。[肉厚]オプションをクリックします。
をクリックします。[情報]ポップアップ タブの局部的な肉厚を色分けしたパーツが表示されます。パーツの評価を補助する凡例が表示されます。