HumanIK 4.0 から HumanIK 4.1 への移行

このセクションは、既存のコードで HumanIK バージョン 4.1 にアップグレードするために行わなければならない変更について説明します。

単純化されたノード フラグ

1 つまたは複数のノードのペアレント オフセットまたは Degrees of Freedom を含む Character Definition を作成する場合、HIKNodeParentOffset または HIKNodeLimits フラグを HIKNodeUsed フラグと結合しなくてもよくなりました。HIKNodeParentOffsetHIKNodeLimits フラグは独自に使うことができます。ノードが使用されるよう自動的に指定されます。

たとえば、以前のリリースでは、コードの次の行で、右肩のノードに Degrees of Freedom を割り当てていました。

def.mUsedNodes[RightShoulderNodeId] = HIKNodeUsed | HIKNodeLimits;

このリリースでは、次のように必要なのは HIKNodeLimits フラグのみです。

def.mUsedNodes[RightShoulderNodeId] = HIKNodeLimits;

詳細は、「初期化」を参照してください。

HIKCharacterFix 関数の削除

HumanIK の前回のリリースでは、HIK キャラクタ オブジェクトには内部ポインタが含まれていました。HIK キャラクタを別のメモリ位置に再配置すときは常に、HIKCharacterFix() 関数を呼び出すことでポインタを更新する必要がありました。このリリースでは、内部ポインタが削除されました。HIKCharacterFix() 関数は不要になり、関数も削除されました。

コードからこの関数の呼び出しをすべて削除する必要があります。