このセクションでは、以前のリリースからリリース 2012.x にアップグレードするために既存のコードに対して行わなければならないすべての変更について説明します。
直前のリリースからアップグレードしない場合、その間のリリースのアップグレード要件に挙げられている手順を実行する必要があることに注意してください。
ただし、HumanIK サンプルなど HumanIK ライブラリ対してリンクを持つアプリケーションには、Intel の再配布可能ライブラリに対しコンパイル時のリンク依存性があります。
詳細については、「ライブラリ」を参照してください。
hikdump.h で定義されている HIKLoadCharacter() 関数が、autodeskmw.h ファイルで定義された値から自動的にランタイム ライセンス認証情報を取得していました。このリリースでは変更されました。カスタマ識別文字列と数値ライセンス キーを、HIKLoadCharacter() の呼び出しで引数として提供することが求められるようになりました。
HIKCharacterCreate() と HIKCharacterCreateInPlace() 関数が、キャラクタの初期化に失敗した場合にヌル ポインタを返すようになります。
同様に、HIKCharacterizeGeometry() はキャラクタライゼーションが成功したかどうかを示すブーリアン値を返すようになりました。これは通常、T スタンスに伴う問題を示します。
これらの変更は、適切に初期化やキャラクタライズされなかったキャラクタを不用意に使用する(一般に、デバッグが困難な予期しない結果を生み出すような状況です)可能性を避けるためのものです。