「データの設定と取得のワークフロー」で説明しているデータ セットを使用して、同時に複数のノードのデータを設定および取得できます。
データ セットで使用する必要があるデータ デスクリプション構造を含む、その正確な手順は、各ノードのトランスレーション、向き、スケール データの設定と取得で個別の数値配列を使用するか、変換行列を使用するかによって異なります。「個別の TQS 値を使用してノード データを設定および取得する」または「マトリックスを使用してノード データを設定および取得する」を参照してください。
HIKCharacterState でノードのデータを設定および取得するときは、データ セット内のデータがノードのトランスレーション、回転、スケールをグローバル スペースで表すか、親ノードに相対的なローカル スペースで表すかをデータ デスクリプションで指定する必要があります。HumanIK は、内部的には正規化されたグローバル スペースの値を使用して各ノードの状態を表します。データ セット内のデータを設定または取得するときにローカル スペースを指定する場合、HumanIK は座標を透過的に変換します。
ただし、HumanIK に対して不明なジョイントがキャラクタに含まれていて、ローカル スペースでノード データを取得または設定する場合、不明なジョイントのトランスレーション、回転、スケールは、HumanIK がその子ノードの値を変換する方法に影響を与えます。この場合は、各ノードのペアレント オフセットも指定して、不明な親または親ジョイントのエフェクトを示す必要があります。詳細は、「追加ジョイントをサポートする」を参照してください。
ローカル スペースの使用を選択する場合は、1 つのパスの HIKCharacterState で、すべてのノードのトランスレーション、回転、スケールを設定する必要があります。2 つ以上のパスが異なるノードのローカル スペースで値を設定するようにしたり、ローカル スペースで一部の値を設定し、グローバル スペースで他の値を設定することはできません。