クリーンアップ

クリーンアップフェーズの主要な目的は、初期化フェーズ中にキャラクタに割り当てられたメモリリソースを解放することです。このフェーズを実行するのは、キャラクタに対して HumanIK を完了したときのみです。

初期化フェーズ中に作成した HIKCharacter ごとに、HIKCharacterDestroy() 関数を呼び出す必要があります。
初期化フェーズ中に作成した HIKCharacterState ごとに、HIKCharacterStateDestroy() 関数を呼び出す必要があります。
初期化フェーズ中に作成した HIKPropertySetState ごとに、HIKPropertySetStateDestroy() 関数を呼び出す必要があります。
初期化フェーズ中に作成した HIKEffectorSetState ごとに、HIKEffectorSetStateDestroy() 関数を呼び出す必要があります。

これらのすべてのメソッドは、次の 2 つの引数を受け入れます。

破棄するオブジェクトへのポインタ。
そのオブジェクトに対して割り当てられたメモリを解放するために呼び出されるコールバック関数。標準の free 関数、または free と同じ種類の定義を満たす任意のカスタムメモリ割り当て解除方法を指定できます。「 HumanIK オブジェクトとメモリ管理」を参照してください。

例:

HIKCharacterDestroy(HIKChar1, &free);
HIKCharacterStateDestroy(HIKChar1State, &free);
HIKPropertySetStateDestroy(HIKChar1PropertyState, &free);
HIKEffectorSetStateDestroy(HIKChar1EffectorState, &free);

HIKCharacterDefinitions は、HIKCharacter を作成するために初期化時にのみ必要になるため、「初期化」で説明するように、通常はスタック上で作成されます。したがって、HIKCharacterDefinition を破棄するためのメソッドはありません。