モデル設定を変更するには、[モデル プロパティ]ダイアログ ボックスを開きます。初期設定した後に、モデル データベースの座標系を変更することはできません。
- 指定のモデルを開きます。
をクリックします。
- [モデル プロパティ]ダイアログ ボックスで、次の設定を行います。
- [名前] — モデル データベース ファイルおよびデータ フォルダに割り当てられている名前です。
- [説明] — 開いているモデルのプロパティで表示されます。
- [座標系] — 既定では、新しいモデルを手動で作成したり、モデル ビルダーを使用してモデルを作成すると、InfraWorks 360 により、ユーザーとデータベースの座標系として LL84 (標高の計測ではメートルを使用し、X と Y の計測では緯度と経度を使用)が割り当てられます。
- データベース: モデルの作成後にモデル データベースの座標系を変更することはできません。また、モデル ビルダーで作成したモデルのデータベース座標系を変更することはできません。変更できるのは、InfraWorks 360 で手動で作成したモデルのデータベース座標系だけです。
- UCS: ステータス バーに表示される座標は UCS によって決まります。既定では、標高はメートル単位で表示されます。データの保存方法や表示方法に影響を与えることなく、いつでも任意の座標系に UCS を設定することができます。また、UCS について、いつでも単位の設定オプションを指定することができます。
- [範囲] — 既定では、モデル範囲は、モデルのデータベース座標系の境界に設定されます。 追加のデータ ソースを読み込む際にモデル範囲を明示的に定義しなかった場合、読み込まれたすべての範囲を含めるためにモデル範囲が拡張されます。この場合、モデルで必要になるディスク スペースが増大する可能性があります。また、読み込まれたデータ ソース内に、基本モデルよりも大きな範囲が含まれている場合、パフォーマンスが低下する可能性があります。(容量を節約してパフォーマンスを改善するため)より小さな領域を定義するには、[モデル全体を使用]の選択を解除します。モデル範囲は、モデルの境界ボックスまたはポリゴンを描画するか、X、Y 範囲座標を指定してインタラクティブに定義します。
- 最小 X 座標は、西端の境界を設定します。
- 最大 X 座標は、東端の境界を設定します。
- 最小 Y 座標は、南端の境界を設定します。
- 最大 Y 座標は、北端の境界を設定します。
基本モデルのモデル範囲を定義すると、ほとんどのフィーチャ クラスについて、設定時に[モデル範囲へクリップ]を選択できるようになります。[データ ソース]パネルでデータ ソースをダブルクリックし、[ソース]タブで[モデル範囲へクリップ]を選択します。これにより、読み込まれたデータの範囲がモデル範囲に制限されます。
特定のモデル範囲が定義されていない場合は、[モデル範囲へクリップ]を未選択のままにします。
- [地形] — このモデルの地形の既定スタイルを設定します。参照ボタンをクリックし、[土地情報]フォルダを開いてスタイルを選択します。
既定の地形スタイルは、特定のカバレッジまたは地形テクスチャが適用されていない領域のみに影響します。適用済みのカバレッジまたは地形が透明である場合、既定の地形はその下に表示されません。ただし、カバレッジまたは地形テクスチャを削除すると、既定の地形マテリアルが適用されます。
注: 既定の地形マテリアルを変更すると、地形サーフェス全体が再生成されます。
- [モデル時間を設定] — 指定した時間にアセットが存在していることが作成日および終了日の範囲からわかる、アセットのみを表示します。すべてのアセットを表示するには、作成日や終了日に関係なく、[モデル時間を使用]をオフにします。
- 道路設計標準は、モデル内の設計道路の水平ジオメトリ要素と垂直ジオメトリ要素を定義します。また、モデルで設計道路の自動車の通行区分(道路の左側または右側)の既定値を指定することができます。詳細については、「道路設計標準を設定するには」を参照してください。
- [OK]をクリックします。